約 2,985,090 件
https://w.atwiki.jp/kihonshobackup/pages/24.html
刑事系科目 刑法 刑事訴訟法 刑事訴訟規則 犯罪捜査のための通信傍受に関する法律(平成11年8月18日法律第137号) 最終改正:平成28年6月3日法律第54号 ※最終改正までの未施行法令あり。 裁判員の参加する刑事裁判に関する法律(平成16年5月28日法律第63号) 最終改正:平成28年6月3日法律第54号 ※最終改正までの未施行法令あり。 検察審査会法(昭和23年7月12日法律第147号) 最終改正:平成28年6月3日法律第54号 ※最終改正までの未施行法令あり。 犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律(平成12年5月19日法律第75号) 最終改正:平成26年6月13日法律第69号 少年法(昭和23年7月15日法律第168号) 最終改正:平成28年6月3日法律第63号 ※最終改正までの未施行法令あり。 刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律(平成17年5月25日法律第50号) 最終改正:平成26年6月13日法律第69号 警察官職務執行法(昭和23年7月12日法律第136号) 最終改正:平成18年6月23日法律第94号 【入門書】 井田良『基礎から学ぶ刑事法(有斐閣アルマBasic)』有斐閣(2013年12月・第5版)……四六判、366頁。 三井誠・曽根威彦・瀬川晃/編『入門刑事法』有斐閣(2013年12月・第5版)……A5判、332頁。 【その他参考書】 渡辺咲子『横断的刑事法レッスン』立花書房(2012年6月)……A5判、288頁。 【演習書】 島伸一編著『ロースクール生のための刑事法総合演習』現代人文社(2004年3月)……一部の設問に弁護士による解答例が付されている。 平川宗信・後藤昭編『刑事法演習』有斐閣(2008年2月・第2版)……短めの事例の中に刑法と刑訴法の論点を織り交ぜた、いわゆる融合問題集。設問にはどちらかといえば基本的なものが多く、解説も丁寧である(著者の独自色が薄い)ので、初中級者にも使いやすい演習書であると思われる。A5判、348頁。 【判例集・ケースブック】 法曹会編『最高裁判所判例解説 刑事篇』法曹会(?年?月・昭和29年度版~2015年7月・平成24年度版)……平成24年度版は、平成24年度の最高裁判所判例集に登載された刑事判例20件のすべてについて,最高裁判所の調査官が判示事項,裁判の要旨等を摘示し,かつ,当該裁判について個人的意見に基づいて解説したもの(法曹時報第65巻第9号より第67巻第4号までに掲載)を集録したもの。A5判、頁。最高裁判所判例解説の一覧:http //www.hosokai.or.jp/item/annai/zaiko/002.html 加藤康榮『刑事法重要判例を学ぶ』法学書院(2012年7月)……A5判、328頁。 【少年法】 〔基本書〕 平場安治『少年法(有斐閣法律学全集)』有斐閣(1987年4月・新版、OD版2001年12月)……古典。定評ある体系書。A5判、466頁。 澤登俊雄『少年法入門(有斐閣ブックス)』有斐閣(2015年4月・第6版)……オーソドックスな少年法の専門書(入門とあるが、初心者向けのやさしい本ではない。本書第5版はしがきより)。比較法的記述に詳しい。A5判、352頁。 武内謙治『少年法講義(法セミ LAW CLASS シリーズ)』日本評論社(2015年3月)……法セミ連載「少年法の基礎」を土台に大幅に手を入れて書籍化。国際人権法や刑事政策学、犯罪学の知見をふんだんに盛り込んでいる。A5判、592頁。 川出敏裕『少年法』有斐閣(2015年9月)……法教連載「入門講義 少年法」をもとに、連載中及び連載終了後に行われた法改正や、この間の少年法研究の進展も踏まえて、大幅な加筆、修正を行って(はしがき)書籍化。東大刑訴法に特徴的な緻密な解釈論を少年法に持ち込んだイメージ。したがって、理論面は随一。A5判、406頁。 ☆植村立郎『骨太少年法講義』法曹会(2015年11月)……元裁判官による著書。東大、学習院ローにおける「少年非行と法」講義案を書籍化したもの。実務家の著書ということもあり実務運用や手続規定についてはとりわけ詳しい(上記基本書中随一)。章の冒頭に学修のポイントを掲げたり、巻末に参考裁判例集を掲載しており至便。A5判、317頁。 〔判例集・ケースブック〕 廣瀬健二編『裁判例コンメンタール少年法』立花書房(2011年12月)……A5判、552頁。 廣瀬健二編集代表、川出敏裕・角田正紀・丸山雅夫編集委員『少年事件重要判決50選』立花書房(2010年9月)……犯罪全体の相当部分を占める少年事件とそれを律する少年法について理解を深める実務的な参考書。A5判、336頁。 〔コンメンタール〕 守屋克彦・斉藤豊治『コンメンタール少年法』現代人文社(2012年12月)……少年法、少年審判規則のみならず、少年保護事件補償法の解説も加えている。
https://w.atwiki.jp/mugenrowa/pages/85.html
mugenでの特徴、人物像 原作設定など 本ロワでの行動履歴、位置づけ
https://w.atwiki.jp/yymmsstt/pages/162.html
概要 第五艦隊司令官。新兵訓練中を襲撃され戦死。
https://w.atwiki.jp/shinshihoushiken/pages/17.html
刑事系科目( 刑法及び刑事訴訟法に関する分野の科目) 刑法 刑事訴訟法 平成22年新司法試験用法文登載法令 ○ 刑事系科目 ・刑法 ・組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律 ・刑事訴訟法 ・刑事訴訟規則 ・犯罪捜査のための通信傍受に関する法律 ・裁判員の参加する刑事裁判に関する法律 ・検察審査会法 ・犯罪被害者等の権利利益の保護を図るための刑事手続に付随する措置に関する法律 ・少年法 ・刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律 ・警察官職務執行法
https://w.atwiki.jp/niconicomugen/pages/6965.html
「蒸着!」 「宇宙刑事ギャバン!」 宇宙刑事ギャバンがコンバットスーツを蒸着するタイムは、わずか0.05秒に過ぎない!では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう! 東映制作の特撮ヒーロードラマ『宇宙刑事ギャバン』の主人公。 名前の由来はジョセフもオキニのフランスの俳優ジャン・ギャバンから。 香辛料等を販売している会社や『∀ガンダム』のボルジャーノン隊隊長、はたまたロジャー海賊団の船員とは無関係である (最後のに至っちゃある意味逆の立場だし…)。 演者は『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』にも出演した大葉健二氏。 キャラクター設定 バード星人・ボイサー(演:千葉真一)と地球人・一条寺民子との間に生まれた。 本職はバード星に本拠地がある銀河連邦警察に所属する宇宙刑事で、前任である父・ボイサーに代わり地球に配属されてきた。 地球の財宝と平和の破壊を狙い、さらにボイサーまで連れ去った宇宙犯罪組織「マクー」を滅ぼすため、ギャバンは立ち向かう。 地球では母の名前から「一条寺烈」(いちじょうじ れつ)」を名乗ってアバロン乗馬クラブで働いている。 誤解する人も多いが「ギャバン」はバード星人としてのれっきとした本名で、コードネームではない (なお「烈」も回想シーンで母から呼ばれているので、こちらも地球人としての本名の可能性は十分ある)。 前述通り乗馬クラブで働いているものの、宇宙刑事としての使命があるので仕事を途中で投げ出さざるを 得ないことも多く、その結果月給3000円という事態になったこともあった。流石に最低賃金法違反では 低賃金の上まとまった金を持ち歩く習慣がないため、金が必要になった時はパートナーのミミーや、 長官の秘書であるマリーンなどから借金するという情けない姿も。 この二人が地球では貴重な宝石を多数持っていなかったらどうなっていたことやら。 続く『宇宙刑事シャリバン』では後輩にまで借金している。 銀河連邦警察は日本円で給料をくれないのだろうか。領収書は切れるのに 調査などには本拠地の宇宙船ドルギランを用いることが多いが、普段の移動の手段には赤色のスズキ・ジムニーを愛用し、 30年後の『THE MOVIE』でも最新モデルにモデルチェンジしたものの同車を使用していた。 恋愛関係は苦手で、女心をいまいち理解できず、ミミーから「女にもてないわよ」と言われた時には「だろうな」と即答している。 普段はノリ良く明るい体育会系で、子供にも優しいが、いざマクーの事件が発生すると勇気を持って立ち向かう正義漢である。 このように二枚目半な雰囲気が彼の持ち味と言える。 尤も(スマートな)美形とは言い辛かった大葉氏は前述のスーパー戦隊2作品ではどちらも三枚目役であり (バトルケニアは大食い野生児、デンジブルーもアンパン大好きな大食いキャラ)、 氏が主役になったこと自体、当時は驚きを持って迎えられていた。 戦闘時は「蒸着!」のコールでコンバットスーツをドルギランから電送してもらい、それを身に纏って戦う。 この間0.05秒。銃が撃たれると同時に蒸着して弾丸を受け止めるなどの形で活用されている。 蒸着シーンはページ冒頭にある政宗一成のナレーションの後にプロセスがもう一度だけ映してもらえる。 明らかにポーズやドルギランの応答台詞で0.05秒以上経過してるじゃないかというのは禁句。 なお後述する客演作品でも同じくこの過程が描写されているのだが政宗一成氏は起用されておらず、 客演先のナレーターによるものである。ちょっと残念に思った視聴者もいたことだろう。 「チュウ!」というやや特徴的な掛け声を上げながら戦う。 飛びながら両手で殴る「ディメンションボンバー」や「スパイラルキック」など肉弾戦の技も使う他に、 右手から放つ「シルバービーム」「レーザーZビーム」といった飛び道具も持つ。 さり気なく等身大で体から直接光線を出す実写ヒーローは珍しい。 また「レーザーブレード」と呼ばれる剣を取り出して闘うこともある。 これにエネルギーを注入して刀身を光らせ、敵を一刀両断する「ギャバン・ダイナミック」が究極の必殺技。 サポートメカは非常に多く、本拠としている超次元高速機ドルギラン自身にも砲台による戦闘能力があり、 マクーが作り出す一種のブラックホール「魔空空間」(内部ではモンスターやダブルマンの戦闘能力が3倍になる)への突撃や、 地上でのカーチェイスなどに赤色のサイドカー・サイバリアンを使う。 さらに、敵が呼びだした戦闘円盤の相手にドルギラン下部が分離して電子星獣ドルとなり、これに指示を出して撃墜したり、 さらにさらにドルギランから特殊戦車ギャビオンを呼び出して円盤やモンスターを攻撃したり、 そのギャビオンからはドリル戦車スクーパーを呼び出して洞窟や建物に穴をあけたり… と、一介の刑事が持つにしてはあまりにも重装備すぎるんじゃないかというほどのメカの数々である。 実際、マクーが制作した映画でこれらの装備を挙げて「卑劣だ!」と称したこともあり、 その話では一人で地上を逃げるダブルモンスターをギャビオンで狙い撃ちするということもやっているので余計そう見えてしまう。 とはいえ、マクーという組織は本当に強大で設定上銀河連邦警察よりも古い歴史を持ち、しかも計画する内容は割と陰惨で、 死者が出る話も少なくないばかりか第一話では建設中のスペースコロニーを落として都心に甚大な被害を与えているので、 これに一人で立ち向かうとなると重装備もうなずけるというものである (逆に、大組織マクーに対し派遣されたのがギャバン+αだけなのは少なすぎではないか?とも言える)。 まあそれに、電子星獣ドルは考察本『すごい科学で守ります』の解釈によれば本人が宇宙刑事である可能性も高い(=装備ではない)し (世の中にはウイルス型知性体が所属する宇宙警察機構が登場する作品もある)、 更には助手のミミーも加えた三人組のチームと考えれば、支給された装備も其処まで過剰というわけでもないのかもしれない。 まあミミーは父親でもある上司のコム長官に無断で勝手についてきたのであるが 特に海外版では「SpaceSheriff」つまり「宇宙保安官」という役職である。 保安官は政府や国家警察が広大な領土を管理しきれないため、辺境自治体の警察機構代表者として任命される役職である。 なので刑事というより銀河連邦警察地球署署長と考えた方がしっくり来るだろう。 つまりドギー・クルーガーの前任者 最終回ではマクー壊滅の功績を認められ、銀河パトロール隊の太陽系地区隊長に昇進。 シリーズ続編である『シャリバン』『シャイダー』にもしばしば登場し後輩達をサポートする。 なお『シャイダー』最終回(本編完結後のため実質的には特別編)にゲスト出演した際には、 演者である大葉氏のスケジュールの都合によりスキンヘッドでの登場となったため、視聴者の中で語り草となっている (『シャイダー』最終回撮影当時、映画版『コータローまかりとおる!』に、主人公のライバル兼相方・天光寺輝彦役で出演しており、 キャラクター設定上スキンヘッドにする必要があった。 そしてそれを千葉真一氏に気に入られて『影の軍団 幕末編』にもその頭のまま出演したため、伸ばす暇も無かった模様。 なお設定上はコム長官に「ぶったるんどる」と喝を入れられて丸められたとか)。 かつて刊行されていた『特撮エース』掲載の読切漫画(著:山田秋太郎)ではこれを意識してか、 烈の外見が『シャイダー』出演時のスキンヘッドで描かれていた。 「先輩! どうしたんです、その頭?」 「あ、ああ…ちょっとな」 作品概要 1981年、『ウルトラシリーズ』(『ウルトラマン80』)と『仮面ライダーシリーズ』(『仮面ライダースーパー1』)が一旦終了し、 毎週放映される特撮テレビ番組は『スーパー戦隊シリーズ』(当時は『太陽戦隊サンバルカン』)だけになった。 翌年、従来のシリーズに頼らない新しいヒーローとして開始された番組が『宇宙刑事ギャバン』である。 東映としては『ライダー』『戦隊』に続く「三本柱」になることを期待されていた大プロジェクトでもあった。 『宇宙刑事ギャバン』は『宇宙刑事シリーズ』の第一作であり、後に続く『メタルヒーローシリーズ』の第一作でもある。 後の『仮面ライダーBLACK』は宇宙刑事シリーズと共通するスタッフによって制作されており、必殺技や怪人のアクションに共通点が見受けられる。 また、メタルヒーローシリーズは『機動刑事ジバン』以降、現在の仮面ライダーの放送枠である朝8時台前半に移行しており、 『テツワン探偵ロボタック』の終了から『燃えろ!!ロボコン』を経て現在の平成ライダーシリーズとなった。 仮面ライダーG3-X登場以降の平成ライダーシリーズは従来の改造人間ではなく、特殊な装備に身を包んで戦うという形式が大半で、 その他多くの要素をメタルヒーローシリーズから受け継いでいる。 つまり、この『宇宙刑事ギャバン』が無ければ現在のライダーシリーズは無いと言っても過言ではないのだ。 単体の作品としての本作はというと、非常に濃い。 具体的に言うと現在の平成ライダーの2話から4話分を30分の1話に凝縮したようなものすごい密度。 主演俳優・大葉健二氏の濃い顔立ちもさることながら、大葉氏がスーパー戦隊シリーズや『BLACK』以降のライダーシリーズにおいて、 殺陣・スーツアクターを務めるJAC(ジャパン・アクション・クラブ、現在はジャパンアクションエンタープライズ)所属であることから、 生身でのアクションシーンも見ごたえのあるものとなっており、体当たり的な演技もあって特撮部分のクオリティは非常に高い。 当時の新技術であったビデオ合成技術や、レーザーブレードの表現のために蛍光灯を刀にした殺陣など、斬新な試みも多かった。 脚本の質も『帰ってきたウルトラマン』を手掛けた上原正三氏が全44話中37話を担当。 スピーディな展開も併せて全体的に良質であり、明るいエピソードだけでなく物悲しい結末を迎えるものも多く、 人間ドラマも十分見ごたえのあるものとして仕上がっている。 デザインしたのはかの有名な玩具デザイナー、村上克司氏。ギャバンのみならず、ドルギランやギャビオンといったメカも手掛けている。 長年温めていたらしく、氏が描いたイメージイラストは作中の世界観にも影響を与えている。 劇伴は『マジンガーZ』や『スパイダーマン』などの渡辺宙明氏によるもので、特にレーザーブレードを取り出した時のBGMは、 ファンから「レーザーブレードのテーマ」として親しまれ、処刑用BGMの一つとして認識されている。 しかし、このBGMの正式タイトルは「マクーの攻撃」であり、つまり本来は敵側のBGMとして想定されたものである。 そのためどことなく禍々しい曲調で、実際レーザーブレード使用時のBGMとして積極的に使われるようになったのは後半であるのだが、 それがかえって必殺の一撃といった展開にマッチしていたのか以降の宇宙刑事シリーズの同様の場面でも似た曲調のものが使用された。 そのインパクトから『破邪大星ダンガイオー』や『神魂合体ゴーダンナー!!』においても、 「レーザーブレードっぽい曲でお願いします」という発注に対して、そのまんまレーザーブレードな曲が返ってきたという逸話も (後者は敵襲来時のBGMでもあった為、ある意味元ネタまんまと言えなくもない)。 全て作曲者は渡辺宙明氏 新シリーズ第一作で実験的な側面も強いもので、実際、当初は戦闘がモンスターと獣星人ダブルマンとの二連戦だったものが、 後にモンスターとダブルマンが融合したダブルモンスター一体との戦闘になったり、新幹部の登場など、 路線をちょこちょこ変えている様子もあったが、そうでありながら完成度は非常に高く、裏番組と視聴率一位を争っていた。 しかし、これまで少女漫画が人気だった時間帯で放送開始したため、 テレビ局側からは「男ヒーローは弱すぎる」「視聴率が二桁を切ったら首だ」と脅されていたとか。 なお変身コール「蒸着」は実在するメッキの技術で、ギャバンのメタリックな光沢あるコンバットスーツはこの技術によって作られたものである。 現在はメッキの技術も進歩してコストも減ったが、当時はなかなか難しい技術でコストも手間もかかった。 しかし、そうして作られた鏡面仕上げのメッキスーツはカメラマンが映り込んでしまいそうになるほどのものであり (なお、ネットの玩具紹介サイトでもメッキ玩具の撮影は映り込みを防ぐために大変らしい。更には触った際に付いた指紋もメッキだと目立つとか)、 実際のアクションシーンでは冒頭の写真の様なツヤ消しのスーツが使われ、メッキが施されたスーツはアップ撮影等の一部シーンでのみ使われることになった。 現在ではCG処理で後から映り込みを消すなど映像技術の進歩もあって、アクション用スーツに鏡面仕上げな素材を使うことへの制約が減り、 ギャバンも劇場作品などでの客演戦闘中でもメッキスーツを使っている。 仮面ライダービルドの敵幹部の変身コール「蒸血」は本作を意識したかは不明。 その先進性は国内のみならずフランスや東南アジア諸国、南米など海外でも人気を得ている。 実はロボコップもギャバンに大きな影響を受けており、映画製作時に監督からデザインの引用許可を求める手紙が送られてきたという。 後に『機動刑事ジバン』では今度は東映がロボコップの要素を逆輸入している。 + 本編以外におけるギャバン ちなみに全くの余談だが、大葉健二氏が『忍風戦隊ハリケンジャー』に烈堂住職ことシュリケンジャー(の変装の一つ)として客演した際、 その変身ポーズは蒸着そのまま(他の変装として登場した役者は出演していた戦隊でのポーズ)な上、 変身前の方が強かった為、実は正体ギャバンなんじゃねえかと話題になった。 また、ポルトヨーロッパで上演された『特捜戦隊デカレンジャーバトルステージ・エマージェンシー!伝説の宇宙刑事』 においてなんとデカレンジャーと共演。このステージ上でギャバンは「伝説」と称される程に名を知られる宇宙警視総監であり、 デカレンジャーのボスであるドギー・クルーガーの親友という破格の待遇であった。 + 『海賊戦隊ゴーカイジャー』 2012年1月、シリーズ30周年のこの年新春早々になんと、スーパー戦隊シリーズの『海賊戦隊ゴーカイジャー』との共演という形で、 映画『海賊戦隊ゴーカイジャーVS宇宙刑事ギャバン』にてギャバンが復活を果たした。 ゴーカイジャーはスーパー戦隊シリーズ35作目の記念作品であり過去のシリーズとのクロスオーバーが特徴となっているのだが、 スーパー戦隊シリーズと宇宙刑事シリーズの映像作品での共演は初めてのことであり、驚いた方も多いのではなかろうか。 また本来この新春映画は現役の戦隊が前の戦隊と競演する『スーパー戦隊VSシリーズ』の枠なのだが、 前年の映画『199ヒーロー大決戦』において前戦隊とも競演済みであったため、こういった運びになったと思われる。 こちらでも本家と同じ大葉氏がギャバンを演じており、往年と全く変わらないアクションの冴えはファンを魅了してくれた。 ほぼ単独で宇宙最大の犯罪組織を壊滅させたことから、純粋な戦闘能力ではゴーカイジャー5人を単独で圧倒。 海賊容疑は晴れたにも関わらずゴーカイジャーを逮捕したギャバンだが、それは宇宙警察内部に浸透する陰謀を砕くための策であった。 宇宙警察総裁ウィーバルに化けていたザンギャック幹部アシュラーダの正体を暴き、自身の海賊版であるギャバン・ブートレグと激闘を繰り広げ、 その後のクライマックスシーンではお馴染みのレーザーブレードのテーマと共に、スクリーンでギャバンダイナミックを炸裂させた。 しかも大葉氏は戦隊シリーズにも2回ヒーローとしてレギュラー出演しているため、劇中では大葉氏が過去に演じたヒーローとの同時変身を行う、 「大葉健二と大葉健二と大葉健二の夢の共演!」が実現。最終鬼畜全部大葉健二である これは上述の『シャイダー』最終回における宇宙刑事3人の同時変身のオマージュとなっており、 「地球の子供達は君達が揃って変身する所を一度も見たことが無い」という天の声もナレーターが違うという一点を除けばほぼ再現。 「フィーバー!」「デンジスパーク!」「蒸着!」 宇宙刑事シリーズファン感涙の展開になっている。 なおギャバンは『バトルフィーバーJ』『電子戦隊デンジマン』での大葉氏が演じた人物よりも後輩らしく、 二人を先輩と呼び敬語で話していた(放送時期もこの二作品の方が早い)。 ちなみに上述の親友ことドギー役の稲田徹氏もその設定で出演を希望したらしいが、尺の都合でカットされたとか。 なお、こう書くとギャバンが大暴れするだけの映画にも聞こえるかもしれないが、 幼少期宇宙船に密航していたゴーカイレッドことキャプテン・マーベラスが事故に巻き込まれた際に助けたのがギャバンであり、 今度は逆に窮地に陥ったギャバンを「あの時の少年」であるマーベラスが助け、共に悪に立ち向かうと言った物語が展開され、 本来の主役であるゴーカイジャーの物語もしっかりと描き切っており、「クロスオーバーはかくあるべし」と非常に評価の高い作品となっている。 余談だがゴーカイグリーンこと「ドン・ドッゴイヤー」(通称ハカセ)は映画撮影当時過去が不明だったため、 ドン繋がりでマクー首領の「ドン・ホラー」の孫にしようか、などという初期案があったりした。 まあ結局没になって最後まで経歴不明になってしまったんだけど。ハカセェ… ただし「ドン・ホラー」の「ドン」とは「首領」と言う意味であって名前ではないハカセの方は知らん。 (もしかしたら「ホラー」の方も本名ではなく称号かもしれない(ドン・ホラー=戦慄されるボス)。 このドン・ホラーの血族ネタは本作ラスボスのアシュラーダに受け継がれ、彼がドン・ホラーの血を自慢するのに対して、 「ドン・ホラーなんて知らない」「同じドンならハカセの方が凄い」とドン繋がりネタが展開された。 + 『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』と二代目ギャバン 「光を超えるぜ!」 更に2012年10月20日に『宇宙刑事ギャバン THE MOVIE』として、単独映画で復活。ギャバンとしても初の映画である。 こちらでは地球人である十文字撃(じゅうもんじ げき)が、二代目宇宙刑事ギャバンを襲名。初代と違って目が青いのが特徴。 宇宙刑事ギャバンtypeG(タイプジー)を名乗ってマクー残党に立ち向かう。 勿論先代ギャバンである烈も登場。撃の精神面に深く関わっている。 また、映画公開に併せて小説版『宇宙刑事ギャバン THE NOVEL』も刊行されており、 何故本名の「ギャバン」が二代目に受け継がれるのかという疑問にも少なからず触れている。 十文字撃を演じるのは石垣佑磨氏。 余談ではあるが石垣氏もテコンドーが得意でアクションができる、 それ以前は主演ではないメインキャラを多く演じていた(ドラマ版『H2』の木根、『WATER BOYS』の高原等。 主演はいずれもヨシヒコ山田孝之)等、大葉氏と似通った所があったりする。 その他、劇場公開に先駆け2012年の戦隊シリーズ『特命戦隊ゴーバスターズ』にも二代目が出演。 2話連続でゴーバスターズと共にヴァグラス、マクー残党と戦った。ちなみにゴーバスターズのデザインはメタルヒーローっぽい。 + 『スーパーヒーロー大戦Z』 2013年4月に公開された『スーパーヒーロー大戦Z』にも宇宙刑事シリーズの枠で参戦。 本作の烈は撃の上司として登場するのみで、蒸着はしない。 魔法を使って全宇宙を荒し回り、甚大な被害を出しているスペースショッカー。 銀河連邦警察は仮面ライダーウィザードと仮面ライダービーストがショッカーに魔法を与えたと判断し、撃に2人を倒すことを命じた。 だが、ウィザードこと操真晴人と会った撃は上層部の判断に疑問を持つようになる。 直属の上司である烈に再調査を願い出るも却下され、撃は宇宙刑事の資格を剥奪される。任務は二代目シャリバンこと日向快が受け継いだ。 撃は独断で地球に向かって調査を続け、魔法を与えたのが宇宙犯罪組織マドーだったことを突き止める。 しかし、時既に遅し。銀河連邦警察は地球諸共スペースショッカーを殲滅すべく、超次元砲の発射を決定していた───。 本作では「宇宙を守る」宇宙刑事と、「地球を守る」スーパー戦隊&仮面ライダーの2つの正義がぶつかり合っている。 銀河連邦警察も決して地球を破壊したいわけではなく、宇宙の平和を守るための苦渋の決断なのだ。 本作の烈は非情に徹しているが、かつて自分が命がけで守った星を見捨てなければならない苦悩は耐え難いものだったと思われる。 + その他 一条寺烈/宇宙刑事ギャバンは2012年9月の雑誌付録DVD『特命戦隊ゴーバスターズVSビートバスターVS J』や 2013年4月に公開されたプラネタリウム映画『仮面ライダーフォーゼ 宇宙刑事ギャバン ゴールドディスクを守れ!』に出演している。 十文字撃/宇宙刑事ギャバンtypeGは2014年に発売された『宇宙刑事 NEXT GENERATION』の二作品に出演 (日向快/二代目シャリバンを主人公とした『宇宙刑事シャリバン NEXT GENERATION』と、 烏丸舟/二代目シャイダーを主人公とした『宇宙刑事シャイダー NEXT GENERATION』)。 2017年には宇宙刑事シリーズとスーパー戦隊シリーズの『特捜戦隊デカレンジャー』のクロスオーバー作品である、 『スペース・スクワッド』の『スペース・スクワッド ギャバンVSデカレンジャー』に烈と撃の両者が出演している。 この作品では一条寺烈から十文字撃への「ギャバンの世代交代」が物語の主軸となっている。 また、『宇宙刑事ギャバン』において初期に撮影したレーザーブレード絡みのバンクシーンの幾つかで、 その後のシリーズでも使い続けられる正式版と違う鍔付きのプロップを使用していた事を拾ってか、 鍔付きの伝説の原型機「レーザーブレードオリジン」が登場。 強敵マッドギャラン(『巨獣特捜ジャスピオン』からの客演)にレーザーブレードを折られた撃が継承する事になる。 また、この作品の前日談として『宇宙戦隊キュウレンジャー』の18話に撃が赤座伴番/デカレッドと共に出演している。 なお、2018年には「警察戦隊パトレンジャー」が登場したが、 こちらは国際警察所属で宇宙(地球外)は管轄外だからかクロスオーバーは行われていない。 そもそも元から「VS戦隊シリーズ」状態な『快盗戦隊ルパンレンジャーVS~』と言う作品なので、ややこしくなりそうだし…とか言ってたら実際のVシネ作品タイトルは『~VS~VS~』としつこい感じになってしまったが また、その2018年には『宇宙戦隊キュウレンジャー』とのクロスオーバー作品である、 『宇宙戦隊キュウレンジャーVSスペース・スクワッド』が発表されており、撃も出演している (宇宙刑事側でメインとなっているのは二代目シャイダーだが)。 なお、『ゴーカイジャーVS』ではギャバンは銀河連邦警察ではなく、 『カーレンジャー』『デカレンジャー』などでも登場した「宇宙警察」の指示で動いている。 しかし後の『THE MOVIE』や『スーパーヒーロー大戦Z』では再び銀河連邦警察の下にいる。 どうやら設定が忘れられたとか組織名が変わったとかではなく、ややこしいことにこの二つは共に存在する組織らしい。 そして『スペーススクワッド』で所属組織の設定が整理され、 「宇宙警察という大組織の中に、組織犯罪専門で独立性の高い機関として銀河連邦警察がある」 という現実世界の公安警察(警察警備部)みたいな形に落ち着いた。 + ニコニコ動画での扱い ニコニコ動画に限った話ではないが、ギャバンのリアルタイム世代(2012年で30代後半から40代前半)ではなく、 2000年代前半にネットに初めて触れたという世代(2012年で20代前半ほど)のネットユーザーなら、 『オラサイト』(旧『ドラサイト』)によるFLASH作品『宇宙刑事ギャバソ』が有名だろう。 年代から考えるとギャバソで初めて宇宙刑事シリーズを間違えて知った諸兄も多いと思われる。 2000年代前半から半ばのFLASH黄金時代を代表するMADであり、オラサイトの代名詞と言える作品である。 この歌詞があまりにも馴染みすぎたため原曲の動画にも、 「(男なんだろ?)ちがうよ~」 「やめろ!あ、ああ、なんだ…そうそう、それならよし」 「ダッシュっすか!?」 「兄貴ィーッ!」「ってなんだ?(そう言われても…)」 「ぎゃああああああああああああああ(多すぎ)」 等のFLASHのネタが書き込まれることも多く、「風評被害」のタグが付けられることも。 コブ…いやギャバ…ギャバソじゃねーか! 2012年には東映の公式チャンネルにより配信が行われたのだが、そこでも毎回このコメントが書き込まれる始末であった。 なおこの配信、1週間に5話も一気に配信され、前述通り内容があまりにも濃いもので「胸やけする」とまで言われたことも。 しかも映画公開までに全話配信しようとしたために後半は1週間に15話配信(一日5話、三日連続)され、 最終9話は一度に配信、3日しか無料期間がないという状態だった。 それどころか、公式の動画配信の直前に生放送で放送されたのだがそれもまた一回につき5話連続約2時間で、 最後の週には22時から翌18時までの約20時間にも及ぶ全話一挙放送が行われた。視聴者を殺す気か!? なお10月31日でニコニコ動画での配信は終了したが、2014年になって『宇宙刑事シャリバン』の配信開始に伴い、再び全話の有料配信が行われている。 ゲーム作品でのギャバン 格闘ゲームとしては、3D格闘ゲーム『ストリートファイター オンライン マウスジェネレーション』にゲスト出演していた。 ……が、既にサービスを完全終了しているため、残念ながら現在はギャバンの勇姿を見られない。 宇宙刑事単独のゲームでは『宇宙刑事魂』というゲームも存在している。 ……が、一言でいえばよくある最底辺レベルのキャラゲーだった。しかもただ単にクソゲーと言うだけですまなかった。 と言うのも敵ボスを演じたのが、今や世界に名を知られる『パワーレンジャー』の魔女リタ・レパルサ (原作だと『恐竜戦隊ジュウレンジャー』の魔女バンドーラ。 他の登場人物はアメリカ人に変えられたが、リタのみは曽我女史のまま(続編では「若返った」と言う設定で降板したが) をはじめとした数々の魔女や女王を演じた「特撮界の女王」こと曽我町子女史であり (同女史は宇宙刑事シリーズではゲスト怪人が化けた人間の役しか演じていないが、 メタルヒーローシリーズ(今では宇宙刑事シリーズもこのシリーズの一部)の『時空戦士スピルバン』でも女王パンドラを演じている)、 しかも彼女の遺作となってしまい「陛下を追悼する為にも買う」と言っていたファンさえいたのに御覧の有様だったこと (更には宇宙刑事3作に登場するコム長官役である故西沢利明氏がコム長官役として参加した唯一のゲームでもある。 なお、ギャバン、シャリバンの声は大葉氏等原作の役者が演じているが、シャイダーのみは主演の方が既に故人であったため代役)、 そして開発のデジフロイドが半年後に『仮面ライダーカブト』と言う(同社が名作を作れたと言う意味で)奇跡を起こしたことから、 宇宙刑事ファンのみならず曽我女史のファンからも大顰蹙を買い完全に黒歴史化、 「宇宙刑事がゲーム化されたことなんて無いよ」「曽我女史の遺作は(本作発売数ヶ月前に放送終了した)『魔法戦隊マジレンジャー』だよ」と言われる始末。 ギャバンの造形の再現など見るべき部分もあるにはあるのだが……。 ちなみに『ゴーカイジャーVS』に登場した「ギャバンブートレグ」に先駆けて、 悪のコンバットスーツというコンセプトの「バリオゼクター」という敵が登場している。 ブートレグ戦と違い、こっちはシャリバン、シャイダーも含めた3対1という構成。 コンパチヒーローシリーズでは『SDヒーロー総決戦 倒せ!悪の軍団』でメタルヒーロー選択時に「ギャーバーン♪」と流れるものの、 本作参戦のメタルヒーローはシャイダー、メタルダー、ジバンでありギャバンは出ていない。 RPG『スーパーヒーロー作戦』及びその続編『ダイダルの野望』では後輩のシャリバン、シャイダー共々参戦。 『スーパーヒーロー作戦』では、同じくバード星人と地球人のハーフ設定のオリジナルキャラユーゼス・ゴッツォと共に地球の調査に派遣され、 地球防衛軍パリ本部から派遣されてきたと情報を改竄して地球防衛軍日本支部に赴任した。 ゲーム自体の評価はあまり高くはないが、宇宙刑事組は他のキャラクターに存在しないゲージ貯めコマンドがあるため必殺技の連発が容易で、 ボス戦でもオーバーゲージを最大まで溜めてレーザーブレード一閃!の爽快感を狙いやすいので扱いは良い方に入る。 ドルギランやバビロスが仲間全員の移動基地として便利使いされているのは御愛嬌である。 その他、特撮版『スパロボ』と言えるSRPG『スーパー特撮大戦2001』にも出演しているがいずれも評価が低い。 ……どうも宇宙刑事出演作品はクソゲーと呼ばれがちである。不遇。 一応『AZITO』シリーズは良作(『2』と『3』に出演)。……バカゲーの要素もあるけれど。 + スーパー戦隊バトル ダイスオー スーパー戦隊のデータカードダス作品『スーパー戦隊バトル ダイスオー』にも参戦。 待遇の違いはあるものの、なんと初代とTypeGが両方登場している。 ただし2人とも劇場映画の入場者特典カード限定参戦のため、通常排出カードでは登場しない。 初代ギャバンは通常のレンジャーカードとして、特命1弾から参戦。 『海賊戦隊ゴーカイジャー VS. 宇宙刑事ギャバン』の入場者特典カード限定で登場する。 レンジャーカード=普通に戦える戦士、ということなので、自分の戦隊のリーダーをギャバンが務めることも可能。 映画で関係深いゴーカイレッドは当然ながら、一部設定で交流のあるデカマスターも本作参戦済のため、 銀河連邦警察と宇宙警察の実戦最強クラスの戦士を並び立たせることも可能。 なお、本作ではリーダーに選んだ戦士のBGMがかかるが、ギャバンがリーダーの場合は当然「宇宙刑事ギャバン」がかかる。 性能面だが、映画での活躍が反映されてか、高めで揃ったダリンルーレットと優れた基礎ステータスを併せ持つ強力な戦士である。 プロモーションカードはおろか、DX弾の高位レアと並べてもなんら見劣りしない。さすがはゴーカイジャーをサシで押さえた歴戦の勇士。 また、「蒸着」はスペシャルパワー(戦闘中に発動する特殊能力)として設定されている。通常はランダム発動であるスペシャルパワーだが、 「蒸着」のみ例外的に1ラウンド目開始時に100%発動し、原作さながらの蒸着演出(中の人見えないけど)も見ることができた。 ガブリンチョ弾では「蒸着」も含めた全てのスペシャルパワーが一度オミットされたものの、能力的には「蒸着」なしの現在でも十二分に強い。 必殺技はやはり「ギャバンダイナミック」。 発動するといきなり魔空空間に突入、飛び上がった相手をレーザーブレードで空中一閃、さらにギャバンダイナミックでトドメを刺す。 なお、トドメを刺した後の爆発時に魔空空間は消えている。演出用なんだろうか……。 TypeGの方は単独のレンジャーカードでなく、キョウリュウレッドの必殺技演出として登場する。 こちらは『スーパーヒーロー大戦Z』の入場者特典カードのみ。 ステータス的には元祖ギャバン同様、プロモーションカード離れした能力を誇るためギャバン目当てで使っても一切足手纏いにはならない。 ただしこのカードはランダムで2種類の必殺技が選ばれるため、ギャバンTypeGが見れる確率は1/2。 なお、ギャバンが来なかった場合は仮面ライダーウィザードがやってくる。 初代との技被りを回避するためか、必殺技は「レーザーZビーム」。 キョウリュウレッドのガブルキャノンとの同時攻撃で相手を撃破する。 なお、本作では「仮面ライダーバトル ガンバライド」のカードも配布されており、TypeGはガンバライドの方でもゲスト参戦している。 ウィザードのカードの必殺技のダブルキックの演出に登場。こちらも登場確率は1/2であり、TypeGではない場合はキョウリュウレッドが登場する。 『スーパーヒーロー大戦Z』配給中のシャバドゥビ4弾では対戦相手やバトルサポーターとしても登場していた。 対戦時のギャバンとキョウリュウレッドのライダータイプはヒーロー。 このライダータイプで登場したのは後にも先にもこの二人のみ。実質専用タイプといっていいだろう。 対戦・サポーター時は必殺技として「ギャバンダイナミック」をぶっ放す。 2018年9月には『スーパーロボット大戦X-Ω』にも参戦。過去にコンシューマ機にも参戦させる案もあったが、没になったという。 また、そのタイトル故に勘違いされやすいのだが、 日本物産が発売したアーケードおよびコンシューマゲームの『コスモポリス・ギャリバン』は、 ギャバンを始めとした宇宙刑事シリーズとは一切関係のないオリジナル作品である。 ただ、タイトルからして宇宙刑事シリーズ、そしてこのギャバンの影響を大いに受けたタイトルであることは想像に難くないだろう。 また、ユークスの3D格闘ゲーム『封神領域エルツヴァーユ』に登場する「完全懲悪ダンザイバー」も宇宙刑事シリーズのパロディキャラである。 名前的には大張系だけど。 MUGENにおける宇宙刑事ギャバン バロム・1や電人ザボーガー等を製作したgoogoo64氏によるものが公開されている。映画公開に合わせての公開となった。 氏恒例と言ってもいい実写(フィギュア?)取り込みで、中割も少なく一見すると非常にシュール。 開始直後は蒸着前の烈の姿で登場。この時点でもある程度は戦闘可能だがジャンプは不可能。 明日へダッシュもできないので、機動力は低めだがジムニーで轢き逃げするのが強力。 なお、蒸着前後に関係なくしゃがむことはできない。 蒸着は1ボタンで行うことが可能で、なんとプロセス解説ありとなしの二種類用意されている。 解説なしのバージョンは完全無敵でその場で蒸着、ありのバージョンは光球となって攻撃したのち着地、 解説中は完全無敵で蒸着する。どちらが出るかはランダム。 蒸着後は動きが早く、ティッシュといえどジャンプもできるので早めにしたい所。 蒸着後もボタンで様々なモードに変化して戦う。 通常のギャバンではパンチ・キックの他にバリアーを張ったり、 1ゲージ消費でディメンションボンバー、スパイラルキック(readmeでは「ファイナルキック」となっているが誤り、空耳?)、 2ゲージ消費でギャラクティカクラッシュを使う。 ギャラクティカクラッシュの威力が高く、並みのキャラなら即死するレベル。 剣を取り出したブレードモードではレーザーZビームやシルバービームが使える。 Zビームは出だしで追尾、シルバービームは方向固定。威力はあるが、発生は遅い。 この形態に限りギャバン・ダイナミックも可能。これまたクリーンヒットで即死レベルの威力。 さらにギャビオン・サイバリアン・電子星獣ドルも原作通り呼び出して乗って戦うことが可能。 どの乗り物も非常に強力な攻撃の数々を備えている。 一応ダメージは与えられるが、判定が非常に分かりづらいので攻撃を当てるのも一苦労だろう。 特にドルギランは見た目の大きさに反して本当にわずかしか攻撃を受ける部分がない。 ドルに至っては顎の下の何もない所だけ。詐欺もいい所である。 また、全体的にダメージを受けると一旦無敵になるアーマー搭載のためコンボが決まらない。 このように尖りまくった性能をしており格ゲーとしては難があるキャラクターだが、 形態チェンジなど独特の仕様については非常に力が入っており、演出面も原作を再現しようとする意気込みが感じられ、 見た目のシュールさに反して原作の特徴をしっかりと捉えたキャラに仕上がっている。 AIは未搭載。 この他、MUGENでは彼女の超必殺技にギャバン・ダイナミックのパロディがあったりする。 背景が魔空空間っぽくなる上にしっかりレーザーブレードのテーマまで流れる。 出場大会 「[大会] [ギャバン]」をタグに含むページは1つもありません。 「マクー!人の命をなんだと思っているんだ!」
https://w.atwiki.jp/actors/pages/3783.html
キム・ロバーツをお気に入りに追加 キム・ロバーツのリンク #blogsearch2 キム・ロバーツとは キム・ロバーツの72%は花崗岩で出来ています。キム・ロバーツの27%は微妙さで出来ています。キム・ロバーツの1%は株で出来ています。 キム・ロバーツ@ウィキペディア キム・ロバーツ キム・ロバーツの報道 フェンディとマベオ、「コンパ」コレクションを発表!:時事ドットコム - 時事通信 20代で行った人も!卵子凍結をしているセレブたち(ELLE DIGITAL) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース パリス・ヒルトン、結婚!セレブが一堂に会した、途方もなく豪華なウェディングとは(フィガロジャポン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース パリス・ヒルトンが結婚(アフロ) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 女優アン・ハサウェイの出演作ベスト19 - ELLE キム・カーダシアンとピート・デヴィッドソン、今度はディナーデートへ - ELLE キム・キャトラル、ロバート・デ・ニーロの新作コメディ「About My Father」で米上院議員役(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ドラマ「ユミの細胞たち」…キム・ゴウン&アン・ボヒョン、海辺でのカップル旅行(WoW!Korea) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース マハーシャラ・アリ、ジュリア・ロバーツ主演のサスペンス映画に参加(映画.com) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督が死去、65歳 ジュリア・ロバーツらお悔やみ(cinemacafe.net) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 『プリティ・ウーマン』から約30年。53歳のジュリア・ロバーツが考える「自然に美しく年を重ねる秘訣」(ヨガジャーナルオンライン) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース ジュリア・ロバーツ、豪華ヨットで夫とのラブラブな姿をパパラッチされる(MOVIE WALKER PRESS) - Yahoo!ニュース - Yahoo!ニュース 離婚協議中のキム・カーダシアンとカニエ・ウェスト、子どもたちと家族旅行へ - ELLE ラブコメの黄金期!! 90年代の傑作をプレイバック | カルチャー - ELLE キム・カーダシアン、カニエ・ウェストの誕生日を祝福「死ぬまでずっと愛してる」 - ELLE キム・カーダシアン、弁護士になるための予備試験に落ちたことを告白 - ELLE カニエ・ウェスト、キム・カーダシアンが離婚を主導していると思われるのに不快感 - ELLE 「ガンダム」Netflixで実写映画化、監督はジョーダン・ヴォート=ロバーツ - ナタリー バウアー、大ピンチを“片目投法”で無失点 ロバーツ監督「彼の狂気には理由がある」 - Full-Count キム・カーダシアンとカニエ・ウェスト、「子育て観も世界観も違う」 - ELLE 冬のソナタ またでるよ 冬のソナタ 韓国KBSノーカット完全版 DVD BOX(初回限定 豪華フォトブックレット&スペシャル特典ディスク付) 本当に長い間、待たせてごめんなさい。「冬のソナタ」韓国KBSノーカット完全版をいよいよお届けします。 映像は韓国KBSのオリジナルそのままに、音楽に関してもユン・ソクホ監督が想いを込めて監修し、一部楽曲を変更しました。初回限定特典にはぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/ユン・ソクホ監督&田中美里の対談スペシャルDVDの他、DVDオリジナルポストカード、シリアルNo付 豪華フォトブックレット(20P)を封入しております。 今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!)に加えて、映像特典の【スペシャル短編集】には、ペ・ヨンジュンのスノーボードシーンの撮影風景も収録しています。 【ここが違う!8つのポイント】 ◆今までの日本用編集版よりも約166分長いノーカット映像(本編後のエンドロールも収録!) ◆ファン待望の「ダンシング・クィーン」「白い恋人たち」をついに収録。 ◆日本語吹替を再収録。萩原聖人さん、田中美里さんが担当、その他主要人物もなつかしいあの声で。 ◆本編は日本語字幕に加えて韓国語字幕も収録 ◆一部変更した楽曲をユン・ソクホ監督が想いを込めて監修!(一部BGMはオリジナル版より変更されています) ◆<初回限定特典1>スペシャルDVD:★ぺ・ヨンジュン 独占インタビュー/★ユン・ソクホ監督&田中美里の対談 ◆<初回限定特典2>豪華フォトブックレット:シリアルNo付(20p) ◆<初回限定特典3>DVDオリジナルポストカード3枚 キム・ロバーツのキャッシュ 使い方 サイト名 URL キム・ロバーツの掲示板 名前(HN) カキコミ すべてのコメントを見る ページ先頭へ キム・ロバーツ このページについて このページはキム・ロバーツのインターネット上の情報を集めたリンク集のようなものです。ブックマークしておけば、日々更新されるキム・ロバーツに関連する最新情報にアクセスすることができます。 情報収集はプログラムで行っているため、名前が同じであるが異なるカテゴリーの情報が掲載される場合があります。ご了承ください。 リンク先の内容を保証するものではありません。ご自身の責任でクリックしてください。
https://w.atwiki.jp/sipd/pages/21.html
組織 ・捜査一課 ・捜査二課 職員 椛島賀津彦 登場:『化生』『狼眼』 所属:刑事部部長 高嶋賢三 登場:『焼相』『狼眼』 所属:参事官。警視正 備考:児童教育センター籠城事件の現場指揮をとる。 備考:多門寺邸突入でSITの指揮をとる。 福井 登場:『狼眼』 所属:刑事総務課係長 SIT 登場:『焼相』『狼眼』 "防弾フェイスガードを装着したケブラー製ヘルメット。黒いアサルトスーツの上腕部には『SIT』のワッペンが貼られている。警視庁刑事部のSITだ。全員がH K MP5やベレッタ92バーテックを手にしていた。"(『狼眼』p.396)
https://w.atwiki.jp/kihonsho2/pages/35.html
【刑事事実認定】 【刑訴法実務書】〔令状実務〕 〔刑事控訴審実務〕 【刑事弁護】〔保釈実務〕 【裁判員裁判・公判前整理手続】 【量刑理論】 【刑事事実認定】 石井一正『刑事事実認定入門』判例タイムズ社(2015年7月・第3版)……元刑事裁判官による刑事事実認定テキスト。この分野において最初に読むべき本であろう。第Ⅰ部は、事実認定の基礎を、第Ⅱ部は、事実認定の方法を扱う。全8章。A5判、181頁(本文170頁)。 植村立郎『実践的刑事事実認定と情況証拠』立花書房(2020年9月・第4版)……元刑事裁判官による著作。刑事事実認定にも要件事実的思考が有用であるとする論文及び情況証拠に関する論文からなる。第3版(2016年6月)は、刑事事実認定概観、刑事裁判における事実認定の2章を書き下ろし。第4版において、下掲『刑事事実認定重要判決50選 上・下』の総論的役割をも果たすこととなった。全5章。判例索引あり。A5判、480頁。なお、刑事裁判官志望者にとっては、同著者による「実務現代刑事法(その3)・刑事の裁判に関するワンポイントアドヴァイス集」(判例タイムズ1345号74頁、植村立郎『骨太実務現代刑事法・上』法曹会(2021年2月)219頁にも収録。)も有用である。 ☆植村立郎『続・骨太実務現代刑事法(骨太シリーズ4)』法曹会(2023年11月)……平成期の最高裁判例(判例時報連載の「最高裁刑事破棄判決の実情」などが情報源)につき、(1)事実認定を直接の対象としているもの、(2)法解釈を示したものであっても事実認定に関係するもの、(3)事実認定をする前提となる証拠能力に関するもの、(4)刑事事件だけでなく、再審事件、医療観察事件、少年事件も事実認定と関係するもの、と体系立てして、著者がコメントを付して概観した著作。著者の喜寿記念作。A5判、740頁。 植村立郎編『刑事事実認定重要判決50選 上巻・下巻』立花書房(2020年3月・第3版)……判例タイムズ社の方が改訂されないまま古くなったので、現在はこちらが代表格である。なお、第2版(2013年10月)まで編者の1人であった小林充は2013年に逝去。重要論点に関する重要判例を多数収録しており、そこにおける判例の準則やあてはめの指針を見極めるうえで、非常に有益。司法試験対策にも直結するので、受験生も読むべき本である。第2版(2013年10月)では8項目追加、対象判例の変更・執筆者変更15項目(全63項目)。第3版では新たに21項目が追加され全84項目になり、それに伴いページ数も大幅に増加した。全3編、全84項目。A5判、768頁・784頁。 小林充・香城敏麿編『刑事事実認定-裁判例の総合的研究-上・下』判例タイムズ社(1992年9月、1992年11月)……判例タイムズ「事実認定に関する裁判例の総合的研究」(全26回)連載を書籍化したもの。執筆者はいずれも裁判官。刑事事実認定の基本的文献。なお、編者の小林充は2013年に逝去。絶版。A5判、477頁・488頁。 木谷明編著『刑事事実認定の基本問題 木谷明先生古稀記念出版』成文堂(2015年11月・第3版)……刑事事実認定の基本テーマ15題を解説。修習生は是非とも読んでおきたいところである。出版社品切れ。A5判、574頁。 木谷明『刑事裁判の心 事実認定適正化の方策』『事実認定の適正化 続・刑事裁判の心』『刑事事実認定の理想と現実』『刑事裁判のいのち』法律文化社(2004年7月・新版、2005年7月、2009年8月、2013年8月)……元刑事裁判官による著作。調査官時代の論文、講演録、小論等からなる。いずれも冤罪防止という観点から論じられており、刑事裁判に関わる者ならば必読。特に前三者は木谷事実認定三部作と呼ばれる。A5判、296頁・310頁・252頁、四六判、180頁。同著者による『違法捜査と冤罪-捜査官! その行為は違法です。』日本評論社(2021年10月、四六判、264頁)も参照されたい。 大阪刑事実務研究会「事実認定の実証的研究(1)-(13)」(判例タイムズ227-322号)……刑事事実認定に関する古典的文献。 司法研修所編『自白の信用性』『情況証拠の観点から見た事実認定』『共犯者の供述の信用性』『犯人識別供述の信用性』法曹会(1991年7月、1994年5月、1996年7月、1999年6月)……刑事事実認定に関する司法研究報告書全4部作。なお、『自白の信用性』については、再審無罪が確定した布川事件(自白の信用性を否定)を自白の信用性を判断する一事例として掲げているという難点(本書を利用するにあたって)がある。A5判、280頁・612頁・404頁・408頁。 原田國男『逆転無罪の事実認定』勁草書房(2012年7月)……量刑法の第一人者である元刑事裁判官による著書。I 刑事裁判へのメッセージ(えん罪を防ぐ審理のあり方、控訴審における審理のあり方、刑事裁判の魅力)、II 逆転裁判の事実認定(自身が担当した控訴審で逆転無罪となった20件16事例の判決文とその解説)。A5判、264頁。なお、同著者の一般人向けの著作として『裁判の非情と人情(岩波新書)』がある。 菊地幸夫『新司法試験 LIVE刑事事実認定特訓講座―刑事系論文演習問題集』『続・LIVE刑事事実認定特訓講座』辰已法律研究所(2008年10月、2010年2月)……元司法研修所(刑事弁護)教官による著作。A5判、209頁・222頁。 中川孝博『刑事裁判・少年審判における事実認定 証拠評価をめぐるコミュニケーションの適正化』現代人文社(2008年12月)……全13章。A5判、304頁。 丸山輝久『判例を基にした刑事事実認定の基礎知識』現代人文社(2011年12月)……入門的教科書。全8章。B5判、544頁。同著者による『55の再審裁判事例から誤判の原因を探る-有罪率99.9%に潜む冤罪の危険』現代人文社(2021年7月、A5判、964頁)も参照されたい。 髙森高德『Q A 実例 捜査における事実認定の実際』立花書房(2014年4月・第2版)……捜査における事実認定に関し、認定の在り方、各種証拠の検討の在り方、個別犯罪認定上の問題等を解説。第2版において、供述の信用性に関する問題が追加等された。全110問。A5判、248頁。 門野博『白熱・刑事事実認定 -冤罪防止のハンドブック-』青林書院(2017年10月)……元刑事裁判官が刑事事実認定が問題となった裁判例を素材に、A弁護士とB弁護士(いずれも架空)の対談形式で検討を加え、さらに著者の研究ノートを付すスタイル。全10講。A5判、280頁。同著者による『刑事裁判は生きている-刑事事実認定の現在地』日本評論社(2021年4月、A5判、340頁)も参照されたい。 最高裁判所事務総局刑事局監修『自白の任意性・信用性に関する刑事裁判例集』司法協会(1997年9月)……絶版。 守屋克彦『自白の分析と評価─自白調書の信用性の研究』勁草書房(1988年12月、OD版:2005年4月)……(元)刑事裁判官による著作。なお、著者は2018年に逝去。A5判、394頁。なお、同著者の自伝として、守屋克彦・著、石塚章夫、竹内謙治・インタビュアー『守柔-現代の護民官を志して(ERCJ選書)』日本評論社(2017年4月、四六判、296頁)がある。 渡部保夫『無罪の発見─証拠の分析と判断基準─』勁草書房(1992年3月)……(元)刑事裁判官による著作。なお、著者は2007年に逝去。A5判、448頁。なお、同著者による一般人向けの著書(刑事裁判入門)として『刑事裁判を見る眼(岩波現代文庫)』岩波書店(2002年8月、A6判、280頁)、『刑事裁判ものがたり(JLF選書)』日本評論社(2014年6月、四六判、210頁)がある。 ☆吉弘光男・宗岡嗣郎編『犯罪の証明なき有罪判決 23件の暗黒裁判』九州大学出版会(2022年2月)……A5判、320頁(評価待ち)。 【刑訴法実務書】 渡辺弘・谷口安史・中村心・髙原知明・下津健司・江口和伸『民事裁判実務の基礎/刑事裁判実務の基礎』有斐閣(2014年6月)……法学教室の連載「民事裁判実務講座」「刑事裁判実務講座」に、渡辺弘による「民事裁判の流れ」(同誌381号掲載)を加えて単行本化したもの。裁判官が執筆している。まずはここから。全6・6講。A5判、250頁。 司法研修所検察教官室編『検察講義案』法曹会(☆2020年3月・平成30年版)……司研テキスト(白表紙)。隠れた名著。予備試験の刑事実務や口述対策に役立つという声もある。全8章。A4判、252頁。 司法研修所編『刑事判決書起案の手引』法曹会(2007年6月・平成19年版)……司法修習生の判決起案の参考として作られたもの。全5章。A5判、152頁。 石丸俊彦・仙波厚ほか『刑事訴訟の実務上下』新日本法規出版(2011年3月・3訂版)……普通に基本書として使われることもある。A5判、1510頁。 石井一正『刑事実務証拠法』判例タイムズ社(2011年11月・第5版)……元裁判官による実務書。証拠法の分野では他の追随を許さない。実務家必携本。A5判、600頁。 大阪刑事実務研究会『刑事公判の諸問題』判例タイムズ社(1989年8月)、『刑事実務上の諸問題』(1993年12月)、『刑事証拠法の諸問題上下』(2001年4月)……関西の刑事裁判官による論文集。絶版。 法曹会編『刑事裁判書集 上・下』法曹会(1984年3月、1985年5月)……刑事裁判書事例集 門野博『裁判員裁判への架け橋-刑事裁判ノート』判例タイムズ社(2012年10月)……元裁判官が自身が担当した高裁刑事事件について解説したケースブック(裁判例も収録)。判例タイムズ連載に、布川事件、少年事件編を追補して単行本化したもの。裁判官志望者は必読。絶版。A5判、398頁。 虎井寧夫『令状審査・事実認定・量刑-刑事裁判官の思索と実践』日本評論社(2013年9月)……元刑事裁判官が簡裁裁判官の研修用にまとめた令状審査、事実認定、量刑に関するQ A集。特に令状審査に関する文献はあまりないだけに貴重。任官希望者はもちろん刑事弁護人志望者にも役立つだろう。A5判、340頁。 佐藤嘉彦『刑事裁判覚書―裁かば裁かれん 念ずれば花ひらく』成文堂(2014年3月)……同志社ロー教授(元裁判官)による刑事論文集。第1章・事実認定論、第2章・量刑論が読みどころ。古今東西の文献を参照しつつ自らの裁判経験に基づく事実認定論、刑の量定論を展開しており参考になるし、読み物としておもしろい。A5判、328頁。 裁判所職員総合研修所監修『刑事実務(公判準備等) 講義案』司法協会(2017年6月・5訂版)……B5判、474頁(本文455頁)。 裁判所職員総合研修所監修『公判手続と調書講義案』司法協会(2018年6月・3訂補訂版)……B5判、436頁(本文400頁)。 三好一幸『略式手続の理論と手続』『刑事公判の理論と実務』司法協会(2017年12月・第2版、2019年6月・第2版)……簡裁判事による刑事手続マニュアル本。B5判、172頁(本文141頁)・222頁。 前田雅英編著、青木英憲・藤井俊郎・丸山哲巳・峰ひろみ著『刑事訴訟実務の基礎』弘文堂(2017年3月・第3版)……法科大学院での必修科目「刑事訴訟実務の基礎」用のテキスト。記録篇と解説篇からなる2分冊。第2版(2013年3月)では、文書を作成する作業を学ぶ手がかりとなる「発展課題」が加えられ、第3版では、旧版(2013年3月・第2版)以降の法改正や判例の動向が踏まえられ、さらに、予備試験における具体的出題も意識した設問や解説が加えられ、予備試験対策がより強化された。解説篇は全15講。A5判、532頁。(評価待ち。) 司法研修所刑事裁判教官室編『プラクティス刑事裁判』法曹会(2019年1月・平成30年版)……本書は、司法研修所の教材として用いられている「プラクティス刑事裁判」とその別冊を合冊したもの。これらの教材は、「当事者及び裁判所は、公判前整理手続においてどのように争点及び証拠を整理し、公判手続において何をなすべきなのだろうか。本書は、これからの司法を担う修習生に、これらの点を考えてもらうために作成したものである。」(「はしがき」より)というコンセプトのもと、司法修習生に提供されているもの。平成30年版において、旧版(2015年6月)以降の刑訴法の改正等を踏まえて改訂された。全5章。A4判、176頁。 司法研修所刑事裁判教官室編『プロシーディングス刑事裁判』法曹会(2019年1月・平成30年版)……『プラクティス刑事裁判』を参照しつつ、第一審刑事裁判手続の流れについて復習してもらうために作成されたものである。というコンセプトのもと、司法修習生に提供されているもの(はしがき)。レジュメ調。平成30年版において、旧版(2016年11月)以降の刑訴法の改正等を踏まえて書き改められたうえ、著名な裁判例を踏まえた「Q」を、その裁判例で問題となった手続時点の箇所に加筆され、刑訴法上の問題が手続のどの段階で生じ得るのかの理解に資するように工夫がなされた。全5章。A4判、124頁。 髙嶋智光編集代表、園原敏彦・清野憲一編集委員『新時代における刑事実務』立花書房(2016年12月)……裁判所、検察庁、法務省矯正局、同省保護局などの刑事司法の最前線で活躍する方々に、その最前線の知見を紹介していただくという企画(はしがき)。3編構成で21論文を収録。A5判、512頁。 椎橋隆幸監修、寺本吉男・大野勝則・山上秀明編著『実務家に必要な刑事訴訟法―入門編』弘文堂(2018年7月)……A5判、224頁。 〔令状実務〕 新関雅夫・佐々木史朗ほか『増補 令状基本問題 上・下』判例時報社(2002年9月、原著1996年6月、1997年2月)……捜査法の実務的な論点について一行問題・簡単な事例問題の形式で実務家が解説。一粒社倒産のため、判例時報社が引き継いだ。ほぼここにしか書かれていない論点が出題されたこともある(平成23年度刑訴の準現行犯逮捕)。A4判、472頁・383頁。 高麗邦彦・芦澤政治編『令状に関する理論と実務I・II(別冊判例タイムズ34・35号)』判例タイムズ社(2012年8月、2013年1月)……令状に関する実務上の問題202問について実務家(ほとんどは裁判官または元裁判官)が解説。全2冊(I 総論・逮捕・勾留:109問、II 保釈・鑑定留置等・勾引・捜索・差押え・検証等・準抗告・抗告:93問)。上記『令状基本問題』の実質的な後継本。B5判、244頁・216頁。 三好一幸『令状審査の理論と実務』司法協会(☆2024年4月・第3版)…B5判、244頁。 恩田剛『逮捕勾留プラクティス』『捜索差押等プラクティス』司法協会(2018年9月、2020年10月)……書記官から副検事・検事に転じた後、簡裁判事に任官した異色の経歴を持つ著者による令状実務マニュアル本。A5判、228頁(本文214頁)、272頁(本文252頁)。 田中康郎監修、安東章・河本雅也・河原俊也・鈴木巧編『令状実務詳解』 立花書房(☆2023年4月・補訂版)……執筆者は100名を超える裁判官。ということで内容は玉石混交で、『令状基本問題』や『令状に関する理論と実務』に取って代わるほどのものではない。補訂版は少年法改正を反映。A5判、1408頁。 〔刑事控訴審実務〕 小林充『刑事控訴審の手続及び判決書の実際』法曹会(2000年6月)……元裁判官による控訴審判決書作成マニュアル書。控訴審弁護人にとっても有用。なお、著者は2013年に逝去。A5判、204頁。 石井一正『刑事控訴審の理論と実務』判例タイムズ社(2022年7月・第2版)……元裁判官による刑事控訴審実務書。全10章+付章。A5判、552頁(本文494頁。) 【刑事弁護】 岡慎一・神山啓史『刑事弁護の基礎知識』有斐閣(2018年12月・第2版)……同名の法教連載の書籍化したもの。著名な刑事弁護士がケース・セオリー理論(本当は何が起こったかについての論理的で説得的なストーリーを積極的に主張・立証していく弁護方針)を柱に、刑事弁護「技術」の基礎になる「考え方」を分かりやすく解説した著書。(刑事)弁護活動の限界に1章を設けているのも特徴の一つ。修習生、刑事弁護人は必読。第2版において、刑事弁護における重要なテーマである「量刑弁護」について新たな編が設けられた。全5部、全22章。A5判、310頁。 大木孝『和光だより-刑事弁護教官奮闘記』現代人文社(2010年10月)……刑事弁護教官(弁護士)が横浜弁護士会のメーリングリストに寄稿した「和光だより」を書籍化したもの。司法研修所の刑事弁護科目に関する解説内容が充実しており、図表を用いてわかりやすく説明されておりとても参考になる。ただし、現在は刑事弁護カリキュラムが大幅に改訂されていることに注意が必要である。現在のカリキュラムについての概略:ダニエル(藤田充宏)・裁判員裁判レポート。A5判、215頁。 佐藤博史『刑事弁護の技術と倫理─刑事弁護の心・技・体』有斐閣(2007年5月)……刑法学者藤木英雄の元助手である弁護士による著書。刑事弁護のスピリットを伝える。A5判、410頁。 『刑事弁護ビギナーズ』現代人文社(2019年3月・ver.2.1)……季刊刑事弁護増刊。刑事弁護のいろはを学ぶ本。実務家になったら、最初に参照する本。実務で使える書式・資料集を収録したDVDも付属しており、至便。ver.2.1は、ver.2(2014年9月)に刑訴法改正に伴う変更が加筆されるとともに、従前の内容についてもよりわかりやすくするための修正が加えられたもの。なお、ver.2については、2016年改正刑訴法成立に伴う注意点(補遺)が公開されている。B5判、256頁。なお、少年事件に特化した姉妹書として、『少年事件ビギナーズ』(2018年7月・ver.2、B5判、240頁)がある。 『情状弁護アドバンス』現代人文社(2019年10月)……季刊刑事弁護増刊。B5判、224頁。 大出良知・高田昭正・神山啓史・坂根真也編著『刑事弁護』現代人文社(2009年10月・新版)……刑事弁護にまつわる51テーマにつき、問題の所在、弁護活動のポイント、理論上のポイントを解説。神山啓史弁護士の裁判員裁判Columnも参考になる。新版において、裁判員裁判など新制度にも対応できるよう配慮された。 B5判、211頁。 三木祥史『Q A類型別刑事弁護の実務』新日本法規出版(2010年3月・改訂)……元刑事弁護教官による著書。A5判、638頁。 東京弁護士会刑事弁護委員会編『新・実践刑事弁護 昇平弁護士奮闘記』現代人文社(2018年12月・第2版)……刑事弁護の入門書。『実践刑事弁護』(国選弁護編)と(当番弁護編)を合本した著書。とりわけ東京地裁における運用に詳しい。A5判、212頁。 第一東京弁護士会刑事弁護委員会編『国選弁護活動の手引き 公判前整理手続編』『同 上訴審編』第一東京弁護士会(2018年3月、2020年11月・第3版)……公判前整理手続、上訴審国選弁護のマニュアル本。A5判、135頁、83頁。なお、本書に関連して、植村立郎「講演:上訴審弁護について-第一東京弁護士会刑事弁護委員会編「国選弁護活動の手引き上訴審編」(以下「手引き」という。)の紹介を兼ねて 」『学習院法務研究』第8号79-113頁(2014年3月)(学習院大学リポジトリからDL可能。)、同「上訴審における刑事弁護について」『東京大学法科大学院ローレビュー』第12号67-85頁(2017年11月)(ウェブでDL可能)も参照されたい。 東京弁護士会法友全期会刑事弁護研究会編『刑事弁護マニュアル』ぎょうせい(2012年3月・全訂)……犯罪被害者への対応、外国人・少年事件の弁護など、効果的な弁護を実現するための留意点を随所に解説。A5判、306頁。 ☆東京弁護士会法友全期会刑事弁護研究会編『新・刑事弁護マニュアル-手続の勘所と実践知』ぎょうせい(2022年2月)……A5判、512頁。(評価待ち。) 山内久光『Q A刑事弁護の理論と実践-実務における基本的思想』日本加除出版(2012年10月)……元刑事弁護教官である弁護士が公判前整理手続・裁判員裁判時代における刑事弁護の標準を明らかにした著書。刑事弁護人であれば必読。A5判、404頁。 宮村啓太『事例に学ぶ刑事弁護入門―弁護方針完結の思考と実務』民事法研究会(2018年2月・補訂版)……「最善努力義務」を果たすための思考とノウハウを書式等豊富な資料を織り込み解説したもの。補訂版において、刑の一部執行猶予制度、公判前整理手続に付する請求権等新たな制度が織り込まれた。A5判、214頁。 荒木和男ほか編著『はじめての刑事弁護Q A実務書式58』青林書院(2013年5月)……東弁刑事弁護委員会の有志によるQ A+書式集。A5判、392頁。 日本弁護士連合会編『法廷弁護技術』日本評論社(2009年3月・第2版)……裁判員制度をふまえた日弁連公式の弁護技術テキスト。修習生以上なら必携。しかし、著者は、概ね研修所教官と世界観を異にしている。全14章。A5判、308頁。 日本弁護士連合会編『裁判員裁判における弁護活動─その思想と戦略』日本評論社(2009年1月)……上記「法廷弁護技術」の続編。自由と正義連載の単行本化。公判前整理手続についての解説は特に詳しく、「証拠開示の最前線」と題する章は司法試験受験生にも役立つだろう。修習生以上必携。全16章。A5判、244頁。 庭山英雄・荒木和男・合田勝義編著『実務 刑事弁護と証拠法』青林書院(2011年5月)……全9章。A5判、536頁。 櫻井光政『刑事弁護プラクティス-新人弁護士養成日記』、『同2』現代人文社(2013年9月、2020年12月)……雑誌季刊刑事弁護連載「桜丘だより」の単行本化。桜丘法律事務所における若手弁護士の刑事弁護事件の執務内容を日記形式で記録したもの。実際の刑事弁護事件の事例が豊富であり、その丁寧な事件処理方針についてはとても参考になる。修習生・刑事弁護人必読。四六判、254頁、296頁。 後藤昭・高野隆・岡慎一編著『実務体系 現代の刑事弁護〔全3巻〕』第一法規(2013年9月-2014年9月)……第1巻:弁護人の役割、第2巻:刑事弁護の現代的課題、第3巻:刑事弁護の歴史と展望。A5判、434頁・472頁・448頁。 兵庫県弁護士会「実践犯罪被害者支援と刑事弁護」出版委員会編著『実践 犯罪被害者支援と刑事弁護-弁護士による被害者支援と刑事弁護人の対応』民事法研究会(2015年7月)……兵庫県弁護士会において刑事弁護人と被害者参加弁護士により共同で開催された「刑事弁護実務と犯罪被害者支援」研修会の成果を書籍化した珍しい著作。刑事弁護の観点からみても被害者保護法制の内容を知る上で有用である。 『刑事弁護フロンティア 季刊刑事弁護新人賞全作品(2004-2015)』現代人文社(2015年9月)……季刊刑事弁護新人賞の歴代の最優秀賞、優秀賞、特別賞の受賞作品(刑事弁護レポート)をまとめたもの。修習生・刑事弁護士必読。B5判、233頁。 東京弁護士会春秋会編『実践 訴訟戦術[刑事弁護編]-やっぱり弁護士は悩んでいる』民事法研究会(2016年2月)……新人・若手・中堅・ベテラン弁護士の座談会形式で刑事弁護にまつわる戦術的視点を詳解。全10章。A5判、391頁。 三木祥史ほか著『ベーシック刑事弁護実務』三協法規出版(2016年2月)……元司法研修所刑事弁護教官(及び所付)弁護士による実務入門書。そのため上訴審の弁護活動については割愛している。各論点はサマリー形式で冒頭にて重要事項を要約。刑訴法改正案にも対応しており、取調べ可視化制度、司法取引制度、刑事免責制度についても言及しているのが特徴。執筆者(三木祥史・遠藤常二郎・千葉肇・二島豊太・吉田秀康・宮田桂子・中重克巳)。全7章。A5判、420頁。 植村立郎監修、岡慎一・神山啓史編『刑事上訴審における弁護活動』成文堂(2016年3月)……全83問のQ A方式で刑事上訴審弁護につき経験豊富な刑事弁護士が解説し、監修者が裁判官視点からのコラムを付すというスタイル。刑事弁護人必読。A5判、254頁。 大阪弁護側立証研究会編『実践!弁護側立証』成文堂(2017年6月)……刑事弁護における弁護側立証に特化した内容となっている。全5章。B5判、244頁。 木谷明編集代表、趙誠峰・吉田京子・高山巌編『憲法的刑事弁護 弁護士高野隆の実践』日本評論社(2017年7月)……A5判、392頁。(評価待ち。) 浦功編著『新時代の刑事弁護』成文堂(2017年9月)……A5判、716頁。(評価待ち。) 高野隆・河津博史編著『刑事法廷弁護技術』日本評論社(☆2024年6月・第2版)……A5判、396頁。 大阪弁護士会刑事弁護委員会編『捜査弁護の実務』大阪弁護士協同組合(2009年3月・第3版)……書式集CD-ROM付き。A4判、385頁。 服部啓一郎・深澤諭史・淺井健人編著『先を見通す捜査弁護術』第一法規(2018年2月)……捜査弁護(起訴前弁護)に特化した内容。刑事事件の弁護活動において、捜査弁護段階で弁護士として押さえておくべき知識とノウハウをテーマ別に解説。執筆者(髙木小太郎・後藤晃輔・菱沼秀樹)。A5判、416頁。 大木和弘・金竜介・児玉晃一・関聡介『外国人刑事弁護マニュアル』現代人文社(2014年8月・改訂第3版)……A5判、196頁。 神山啓史編著、『五・七・五で伝える刑事弁護』刊行委員会編集協力『五・七・五で伝える刑事弁護-その原点と伝承』現代人文社(2019年10月)……著名な刑事専門弁護士である著者が5・7・5で刑事弁護の技術と精神を説く第1部、座談会とインタビューからなる第2部で構成。現在の刑事弁護修習カリキュラムの概要を知ることができる資料〔第3章(座談会)司法研修所の刑弁教育改革を振り返る〕としても有用。A5判、264頁。 瀨野泰崇、伊藤寛泰編著『こんなときどうする刑事弁護の知恵袋』現代人文社(2021年3月)……刑事弁護実務の初歩的な疑問点をQ A形式で回答。A5判・176頁。 ☆後藤貞人編著『否認事件の弁護——その技術を磨く 上下』現代人文社(☆2023年4月)……「最高の否認弁護技術」を70のQ Aで論じた著作。A5判、346頁・354頁。 〔保釈実務〕 丹治初彦編、丸田隆・春日勉・斎藤司著『保釈-理論と実務』法律文化社(2013年7月)……保釈実務に関する記載が詳しい。罪名ごとの保釈金額調査表が載っている。A5判、210頁。 髙木小太郎・中原潤一編著『事例から掴む 保釈請求を通す技術』第一法規(2021年8月)……保釈請求に特化した内容。A5判、224頁。 ☆愛知刑事弁護塾編『保釈を勝ち取る-90事例の裁判理由からみる傾向と対策(GENJIN刑事弁護シリーズ28)』現代人文社(2021年12月)……保釈に特化した内容。A5判、352頁。 【裁判員裁判・公判前整理手続】 司法研修所編『裁判員裁判における第一審の判決書及び控訴審の在り方』法曹会(2009年4月)……平成19年度司法研究報告書。A5判、142頁。なお、控訴審の運用については、東京高等裁判所刑事部陪席裁判官研究会(つばさ会)「裁判員制度の下における控訴審の在り方について」(判タ1288号5頁)、東京高等裁判所刑事部部総括裁判官研究会「控訴審における裁判員制度の審査の在り方」(判タ1296号5頁)もチェックすべし。 司法研修所編『裁判員制度の下における大型否認事件の審理の在り方』法曹会(2008年4月)……平成18年度司法研究報告書。A5判、352頁。 司法研修所編『難解な法律概念と裁判員裁判』法曹会(2009年4月)……司法研究報告書。「裁判員に分かりやすい審理の実現のために、専門用語の平易化という道を選ぶのではなく、各用語・法律概念の本当に意味するところを、刑事法に関するこれまでの研究成果と裁判例を分析することによって検討し、これを裁判員に伝えるための説明方法を考えようとする」司法研究。A5判、304頁。 司法研修所編『科学的証拠とこれを用いた裁判の在り方』法曹会(2013年3月)……平成22年度司法研究報告書。A4判、156頁。 司法研修所編『裁判員裁判において公判準備に困難を来した事件に関する実証的研究』法曹会(2018年11月)……平成27年度司法研究報告書。A4判、160頁。 司法研修所編『裁判員裁判と裁判官-裁判員との実質的な協働の実現をめざして』法曹会(2019年11月)……司法研究報告書。間接事実からの総合判断について「意味合い・重み」という概念を提唱。A4判、188頁。 大阪刑事実務研究会「裁判員裁判における法律概念に関する諸問題」(判例タイムズ1350号-連載中)……上記『難解な法律概念と裁判員裁判』の難解概念研究のアプローチをも参考にしながら、裁判員裁判において争点となることが想定される法律概念や論点について、実際の裁判員裁判における実例を踏まえつつ、公判前整理手続や審理、評議の在り方等について研究する連載。全14回を予定。 酒巻匡編著『刑事証拠開示の理論と実務』判例タイムズ社(2009年11月)……公判前整理手続における証拠開示を題材とした論文集。多数の未公刊裁判例を収録しており参考になる。絶版。 大阪刑事実務研究会「公判前整理手続に関する諸問題」(判例タイムズ1294-1331号・全16回)……関西の刑事裁判官による共同研究。 大阪弁護士会裁判員制度実施大阪本部編『コンメンタール公判前整理手続』現代人文社(2010年6月・補訂版)……弁護士による公判前整理手続逐条解説。したがって、実務的に受け入れられていない見解が多数あることに注意されたい。A5判、244頁。 落合義和・辻裕教ほか『新法解説叢書21 刑事訴訟法等の一部を改正する法律(平成16年法律第62号)及び刑事訴訟規則等の一部を改正する規則の解説』法曹会(2010年7月)……立案担当者による公判前整理手続等の法律・規則の逐条解説。A5判、542頁。 日本弁護士連合会裁判員本部編『公判前整理手続を活かす(GENJIN刑事弁護シリーズ05)』現代人文社(2011年7月・第2版)……公判前整理手続制度開始後の運用状況を踏まえて全面改訂された日弁連の公判前整理手続(半)公式テキスト。A5判、176頁。 杉田宗久『裁判員裁判の理論と実践』成文堂(2013年12月・補訂版)……元刑事裁判官による著作。A5判、494頁。 庭山英雄・宮﨑大輔・寺崎裕史編著『公判前整理手続の実務』青林書院(2015年1月)……弁護人の側から公判前整理手続を論じた著作。序章(国民の良識を反映させるために)+全22章+資料集は全20点。A5判、302頁。 安廣文夫編著『裁判員裁判時代の刑事裁判』成文堂(2015年5月)……安廣元裁判官の古稀記念論文集。執筆者は裁判官と研究者。A5判、534頁。 山崎学『公判前整理手続の実務』弘文堂(2020年12月・第2版)……元刑事裁判官・元慶應ロー客員教授による公判前整理手続の体系書。実務の運用に詳しく、関連判例を詳しく解説しているのが特徴。著者の立場は必ずしも現状追認というわけではなく、立案担当者解説や大コンメンタール刑訴法の見解に異議を申し立てている箇所が少なくない。第2版ではH28刑訴法改正に対応。全10章。A5判、472頁。 日本弁護士連合会刑事調査室編『起訴前・公判前整理・裁判員裁判の弁護実務』日本評論社(2019年5月)……全4章。A5判、192頁。 ☆秋葉康弘『裁判員裁判の実務』恒春閣(2024年7月)……東京地裁の裁判員裁判第1号事件を裁判長として担当した元刑事裁判官による著作。A5判、176頁。 【量刑理論】 原田國男『量刑判断の実際』立花書房(2008年11月・第3版)、『裁判員裁判と量刑法』成文堂(2011年11月)……量刑研究の第一人者である刑事裁判官による二部作。『実際』に収録されている論文はいずれも重要文献だが、とくに「量刑基準と量刑事情」、「量刑判断の実際」は、刑事裁判における標準的な量刑実務を解説したものであり、修習生ならば必読である。A5判、448頁・299頁。 大阪刑事実務研究会編『量刑実務大系 Ⅰ-Ⅴ』判例タイムズ社(I・2011年9月、II・2011年10月、III・2011年11月、IV・2011年12月、V・2013年7月)……判例タイムズに連載された実務家・研究者による共同研究「量刑に関する諸問題」(判例タイムズ1183号-1325号・全26回)を単行本化したもの。第5巻は裁判員裁判該当罪種のうち代表的なものについて、当該罪種において特に重視すべき量刑因子についての類型的研究で書き下ろしで判例を収録したCD-ROM付き (第1巻『量刑総論』、第2巻『犯情等に関する諸問題』、第3巻『一般情状等に関する諸問題』、第4巻『刑の選択・量刑手続』、第5巻『主要犯罪類型の量刑』)。A5判、416頁・376頁・448頁・320頁・352頁。 第一東京弁護士会刑事弁護委員会編『量刑調査報告集』第一東京弁護士会(I・2000年8月、II・2008年8月、III・2010年4月、量刑不当破棄編・2011年3月、IV・2015年3月、V・2018年3月、量刑不当破棄編II・2018年3月)……一弁の「国選弁護結果報告書」を基礎資料として、罪名ごとに量刑その他の関連情報を集めた資料集(現時点で5冊+量刑不当破棄編2冊)。量刑不当破棄編は上訴審における量刑不当による破棄自判事例を集めたもの。刑事弁護人ならば必携。一般書店では市販されていないが、弁護士会館ブックセンターや至誠堂書店などで購入可能。 司法研修所編『裁判員裁判における量刑評議の在り方について』法曹会(2012年10月)……司法研究報告書。裁判員裁判に相応しい量刑評議の在り方、判決書の在り方、審理・公判前整理手続の在り方についての考察。本書の提唱する見解が次第に浸透し、基本的には検察庁やいわゆる刑事弁護士からも支持を得たことにより、自白事件における量刑判断に変化が現われ、最近の第1審の判決書をみると、本書の見解に根ざした判決書の記載が数多く出されるようになったとの評がなされている(山崎学『公判前整理手続の実務』(弘文堂)133頁)。A5判、300頁。 日本弁護士連合会裁判員本部編『裁判員裁判の量刑(GENJIN刑事弁護シリーズ14)』現代人文社(2012年5月)……裁判員裁判における量刑データ集。A5判、688頁。 日本弁護士連合会刑事弁護センター編『裁判員裁判の量刑II(GENJIN刑事弁護シリーズ21)』現代人文社(2017年10月)……上記裁判員裁判の量刑の続編。CD-ROM付き。A5判、216頁。 ☆川上拓一編著、濵田毅・清水保彦・吉田秀康・互敦史著『裁判例にみる交通事故の刑事処分・量刑判断』学陽書房(2022年2月)……交通事故刑事事件の量刑判断に特化した内容の書籍。A5判、304頁。 → このページのトップ:刑事実務に戻る。 → リンク:民事実務、法曹倫理、刑法、刑事訴訟法
https://w.atwiki.jp/gcmatome/pages/3239.html
本項目ではアーケード版及びSS移植版の『ダイナマイト刑事』とそのPS2移植版である『SEGA AGES 2500シリーズ Vol.26 ダイナマイト刑事』について紹介しています。 判定はいずれも「 良作 / バカゲー 」。 ダイナマイト刑事 ダイナマイト刑事 (SS) 概要 ストーリー 特徴・ゲームシステム 評価点及びおバカな点 問題点 総評 余談 移植版について 続編等 SEGA AGES 2500シリーズ Vol.26 ダイナマイト刑事 概要(2500) 評価点(2500) 追加モード その他の追加要素 問題点(2500) 総評(2500) 余談(2500) 配信(2500) ダイナマイト刑事 【だいなまいとでか】 ジャンル ゴチャバトルアクション 対応機種 アーケード(ST-V) 販売元 セガ・エンタープライゼス 開発元 セガAM第1研究開発部STI(Sega Technical Institute) 稼動開始日 1996年7月10日 プレイ人数 1人~2人 判定 良作 バカゲー ポイント 業界初の3Dベルトスクロールアクション『ダイ・ハード』をリスペクトした世界観だがゲーム内外でおバカな要素が炸裂 ダイナマイト刑事シリーズダイナマイト刑事 / 2 カリブの海賊編 / EX アジアンダイナマイト ダイナマイト刑事 (SS) 【だいなまいとでか】 対応機種 セガサターン 高解像度で見る 裏を見る 発売元 セガ・エンタープライゼス メディア CD-ROM 1枚 発売日 1997年1月24日 定価 6,090円(税3%込) レーティング セガ審査 全年齢推奨 廉価版 サタコレ1998年3月12日/2,940円(税5%込) 判定 良作 バカゲー ※共通項目は省略 概要 業界初のフルポリゴンベルトスクロールアクションゲーム。最大2人まで協力プレイが可能。 開発は『忍』『ゴールデンアックス』等を手掛けた内田誠氏(*1)率いるAM1研、及びアメリカのSega Technical Institute(*2)が担当。 ストーリー 2015年12月31日・午後5時30分。 サンフランシスコとしては珍しい降雪の中、日系企業の超高層ビル『エターナルタワー』では、米国大統領の娘を含む多数のVIPによる年越しパーティーの開宴が準備されていた。 しかし、同ビルの警備会社の取締役を勤める男、ウルフ本郷が率いるテロリストが事前にビルに潜伏しており、ビルは瞬く間に占拠され多数の一般人やVIPが人質となってしまう。 15分後、「Mr.ダイナマイト」ことブルーノ・デリンジャー警部補と、次期SWAT隊長の新人婦警シンディ・ホリデイ警部らが搭乗するSFPDのヘリがビル近辺を遊覧飛行していた。 ビルからの緊急無線を受けたSFPDは、大統領の娘を含む人質を救出すべくビルへの強行突入を決定、ブルーノとシンディの2人の刑事(デカ)は丸腰で突入することとなる。 特徴・ゲームシステム 1レバー+3ボタンで操作。ボタンはそれぞれパンチ、キック、ジャンプの3種類。 レバーと3つのボタンの組み合わせで様々な技が出せ、当時人気だった『バーチャファイター』シリーズを代表する3D格闘ゲームを意識した作りになっている。パンチやキックを中心とした基本コンボや、ザコ敵を一撃で倒せる”逮捕”、全ボタン同時押しで出せる完全無敵の”旋風脚”等、技は多数。敵を浮かせて空中コンボを決めたり、ジャイアントスウィング・弧延落等のバーチャお馴染みの技や、追い打ち、金的等も出せる。 落ちている武器を拾って使用する事も出来る。銃器もあるがそれ以外にも様々なアイテムを武器として使える。 激しいゴチャバトルを繰り広げる「アクションシーン」を中心に、「CAUTIONシーン」を含めた全5ステージで構成されている。 前者はいわゆる『熱血硬派くにおくん』に似た半固定画面での戦いだが、演出が画面の拡大など技術の進歩によりダイナミックになっている。 後者は画面の指示に従ってレバーやボタン操作を行う、いわゆる「QTE」になっている。入力に成功すると微量だが体力が回復するので、非常に重要である。 ステージ間の移動デモ中に「CAUTIONシーン」が挟まる構成となっている。 失敗した場合は体力が減ったり、追加戦闘が発生したりする。 他、ライフが満タンの状態で回復アイテムを取得すると、ライフの上限を越えてライフを上げる事もできる。 評価点及びおバカな点 ゲーム自体は良くできたアクションゲームで、難易度の高さから攻略しがいのあるゲームと評された。だが、このゲームの真価はシステム部分以外の大量に盛り込まれた濃く、変なおバカ要素の数々にある。 敵はテロリストなのだが、チンピラや防弾装備を纏った男は兎も角、パンツ1丁の男、バイカー風や相撲取りのデブ(*3)、アフロのカンフー黒人、四本足ロボ(*4)等々到底テロリストに見えない連中ばかり。PS2版隠しページで設定されたキャラの名前や設定も「悪の消防団 トム ジェリー」(*5)、「レストルームボーイ」と「パンツマン リッキー」(*6)、「スワちゃん」(*7)、「アメフットマン」(*8)と投げやり気味。 続編では敵のおバカな容姿や設定が更に悪化。実際、上記隠しページでも締めの一文で「この事件を振り返ってみると、敵の殆どが如何にマトモだったかが分かる(要約)」との表記があった。 実は、続編を含めこのシリーズに登場する敵はウルフ本郷とその側近を除き、全て 現地でそのへんから寄せ集めただけの安上りのバイト だという。 味方側にもおバカ要素がしっかり存在。 ゲーム中でも「プレイヤーの背中に何故か『POLICE1』、『POLICE2』と書かれている」「救出目的の大統領の娘が不細工で怖い」等、(いい意味で)イカれたネタが満載。一応、「ステージが進む毎にプレイヤーの服が戦いによりボロボロになっていき、最終的にはタンクトップに裸足になる」といった『ダイ・ハード』を忠実に再現した熱い演出もある。 ゲーム中では語られない裏設定は更におバカで、ブルーノの愛称「Mr.ダイナマイト」の由来が「SFPD内でも検挙率がNo.1レベルに高いが、捜査中の物的損害が合計140億ドルにも上る為」、ビルに丸腰で突入する羽目になった理由も「SFPD署長の主導で、新人のシンディをもてなす為に警察のヘリで市内案内をしていた為、武器を殆ど積んでいなかった(*9)」と徹底しておバカである。 使える武器が本当に多岐に渡っている。 銃器は拳銃や短機関銃が主。アイテムのマガジン(弾倉)を持っていればリロードが可能で、拳銃を持った状態で雑魚敵を掴めば一発撃破の「逮捕」も可能。中にはロケットランチャーや対戦車ライフルと、普通は人に使うべきでない銃器もあるが、これらを撃ち込まれてもライフさえ残っていれば敵も味方も平然と立ち上がってくる。 本当に人間なのだろうか ?拳銃や短機関銃はよく見ると『ダイ・ハード』を意識したチョイス(*10)なのも細かい。3D描写が苦手なハードらしく2Dで描写されているが、特に違和感無く描写されている。 その他武器に日用品や家具が混じっている。CMで「モップ、柱時計、コショウ」と歌っている通り、振り回し系(モップ、鉄パイプや斧等)や投げつけ系(柱時計、ドラム缶やチェア等)だけでなく、「コショウや殺虫剤を敵の顔面に振り掛け・噴射して咳き込ませる」、果ては「殺虫剤とライターで即席火炎放射器」といったものまであり実に個性的。 こちらも続編ではフランスパンや小便器、ブラストシティ筐体など更にふざけた武器が多数追加されている。 ゲーム上のスパイスとして上手く組み込まれている「CAUTIONシーン」 事前に予告が入って成功するとライフ回復や戦闘回避の恩恵を受け、失敗してもペナルティーは戦況が多少不利になる程度でこの手のQTEにありがちな理不尽感は感じない。 成功時はスタイリッシュに敵を撃破したり不意打ちを回避するムービーが流れる一方、失敗すると「すれ違い様の飛び蹴りを避けられてそのまま転倒」、「爆発物で派手に吹っ飛ぶ」といった一転して笑える内容になる。攻略上では成功させるに越したことはないが、中には失敗した方が元ネタの『ダイ・ハード』らしいということでわざと失敗するプレイヤーも見られるほど。 これらのおバカな設定や一部キャラの見た目とは裏腹に、音楽や効果音はシリアスなものが多く、『ダイ・ハード』風の世界観にマッチしている。 作曲は当時STIに所属していたHoward Drossin氏が担当。特定のフレーズを異なる曲に流用する等、曲の作りも映画のサントラを意識している。メインBGMである「High-Rise to Hell」はその時々の場面演出とシンクロした曲調で、雰囲気を否が応にも盛り上げており、『PROJECT X ZONE』でもブルーノのテーマ曲として扱われている。シリーズ通しての敵であるウルフ本郷の荘厳なテーマ曲「Get the Hell Out of Here」と「Four Walls of Fury」は続編でもアレンジされ使用されている。 効果音はキックや拳・武器を振り下ろす際に派手な風切り音がしたり、金的時には「ボヨヨ~ン」とコミカルな音と共に被害者が痛々しい悲鳴を上げる等、おバカ要素もしっかりある。 問題点 全体的な難易度が高い。 アーケードゲーム故仕方無い面もあるが、一般的なネタを楽しもうとする層には難易度が高く、かなり辛い。ただどこを取っても理不尽というレベルではなく、攻略をしっかり組んで繰り返しプレイする層には好評であった。 敵味方それぞれ横方向にしか向けず、一部雑魚敵やボスはガードも使用してくる。前者は本作が「3Dベルトスクロールアクション」の最初期作ということで仕方ないかもしれないが、後者のガードはプレイヤーは一切使用できず、大抵の敵はガード後に高威力のコンボ技を使う為、「ガードされる=ライフ激減確定」もザラで、高難易度の一因を担っていると言える。また、敵側の火力が全体的にプレイヤー側よりも高火力であり、たった1回のミスからライフが4割以上減らされる事も珍しくないため、ライフに余裕がある状態でも全く油断できない。 上記2点への対策のため、掴み技を上手く使う必要がある。幸いなことに敵も横方向にしか向けないため上下方向からの掴みはやり易い部類であるし、こちらが拳銃を持った状態では雑魚を瞬時に無力化出来る「逮捕」もある(無効な敵もいるが。)。 プレイヤーは残機が無いライフ制(*11)で、一度死ぬとコンティニューへ直行。下記にある通り、ライフは大幅回復する機会が無いのが厳しい。ライフ回復アイテムはカプセル型の小・筒型の中・四角型の大の3つがあるが、何れも回復量が微妙で、中ライフ以降は強い雑魚敵を倒さなければ出てこない。しかし、前述した通り「CAUTIONシーン」でもライフを中レベルほど回復させる事ができるので、ボタンを押したり、レバーを倒すタイミングを覚える必要がある。 総評 一般的には特有の高難度でウケが悪かったが「コショウ」や「殺虫剤」といった数々の変な武器や、あまり可愛く見えない大統領の娘等のおバカな要素が一部で支持を受けた作品。 今でも置いてあるゲームセンターは少ないだろうが、もし見かけたら話のタネに一度でもプレイしてみる価値はあるかもしれない。 余談 テロリストによって占拠された高層ビルを舞台にした世界観や、ブルース・ウィリスを意識した風貌の「ブルーノ警部補」等の点から察せるが、元々本作は映画『ダイ・ハード』のゲーム化を見越して製作されたものである。 実際に海外では『DIE HARD ARCADE』として発売された(海外の続編は国内版とほぼ同じタイトルである『DYNAMITE COP』として発売された。)。 この海外版では、プレイヤー設定が原作と同じ「ジョン・マクレーン」(*12)とオリジナルキャラ「クリス・トンプソン」、舞台が「ナカトミプラザ」(*13)へ変更されている。 なお本作の他にも、『ダイ・ハード』のゲームは過去にファミコンとPCエンジンから発売されている(どちらもパック・イン・ビデオから発売。)。 ちなみに本作は日本でのロケテスト時は「DEAD LINE」という仮タイトルで稼働しており、『ダイ・ハード』の版権取得後も、日本ではそれを使わないオリジナル作品で行けると判断され、「ダイナマイト刑事」として世に出た経緯がある。 日本版のタイトルは、アメリカで開発を行っていた日米合同チームからから「タイトル案を三つ考えてくれ」と依頼が来て、二つは考えついて、あとの一つが考えつかなかったが二つあれば十分だと思ったため、数合わせのために絶対に選ばれないおバカタイトルとして「ダイナマイト刑事」をネタで入れたら、チームメンバー全員一致で「ダイナマイト刑事」に決まってしまったとのこと。ちなみに没になった二つは「摩天楼の狼(まてんろうのおおかみ)」と「拳獣(けんじゅう)(*14)」。 本シリーズを語る上で外せないのが、メーカー公式とは思えない程おバカ・おふざけ要素満載だった公式サイトだろう。 操作法やストーリー解説といった真面目なページは当然あるのだが、一部開発・販売スタッフによる文章は基本的に大げさで、ページ移動時にいちいちカットイン(*15)が入る。 それ以外のページは自社・他社のゲーム弄りやアニメ・漫画・時事ネタ等、全体的に伏字だらけでおバカ。セガのスタッフにしか分からないであろう身内ネタもあった。中でも「挺身過激団・爆組」(*16)のページは業界裏ネタ等、セガ内でもブッチギリにアングラなネタの無法地帯で、コアな刑事ファンとスタッフとの交流ページもあった。 ここではこれ以上説明しきれないので、具体的にどういうものなのかはアーカイブ保存されたセガサターン版公式サイトを参照してほしい。 このブッ飛んだ公式サイトはセガ社内からは不評だったが、ファンからは好評だったようで、以降の刑事シリーズでも殆ど同じスタッフ陣により公式サイトが製作されていくことになる。刑事シリーズ以外でも、セガのアーケード基板「NAOMI」の裏ページにあった業界裏話も「挺身過激団」と酷似した文面で綴られており、同スタッフが関わっている事を想起させている。 開発には、後に「パオン・ディーピー」を立ち上げるデータイーストのスタッフが関わっている。つまりバカゲー要素はデコゲーの血が受け継がれている。 移植版について 最初に発売されたセガサターンへの移植版は、ST-Vがハード互換基板であった為移植度はかなり高い。 CD-ROM故の長い読み込み時間がネックではあるが、BGMはそれを活かしたオーケストラアレンジとなっており、その品質は20年経った現在でも堪えられる程に豪華。スタート時に隠しコマンドを入力することでほぼ全てのBGMをAC版と同じ内蔵音源版に変更することも可能。この内蔵音源版は後述のPS2版には収録されていない。 オプションも存在するが、変更できるのは同士討ちや流血表現の有無程度で、AC版にあった難易度・残機設定は存在しない。 ミニゲームとして、セガの初期ゲーム『ディープスキャン』が収録されている。本編でコンティニューする為のクレジットはこれを遊ばないと増えない。因みに初期クレジットはたったの3しかない。上級者は兎も角、本編クリアに多くのクレジットが必須な初心者にはただただ面倒な要素である。 続編の『2』移植版ではクレジット増やしは撤廃されたものの、逆に本編でのコンティニューが制限される事態となってしまった。 2006年4月27日には、SS版を基にし新モードを追加したプレイステーション2版『SEGA AGES 2500シリーズ Vol.26 ダイナマイト刑事』も発売された。詳細は後述。 続編等 本作の直接の続編は以下の通り。 ダイナマイト刑事2 カリブの海賊編(1998年) システム基板がMODEL2になり、グラフィックや動きが格段に進化。詳細は該当ページ参照。 ダイナマイト刑事EX アジアンダイナマイト(2007年) NAOMI基板で製作された、DC版『2』をベースにしたバージョンアップ版。開発は内田氏率いるセガ上海。 新たに「コスチュームチェンジ」という強化システムが追加されたが、チェンジによりかえって弱体化することが殆ど、評価はイマイチ。 恒例のCAUTIONシーンは従来のコマンド入力式に加えて3択クイズが追加された。 グラフィックは一新されているが、ゲーム自体はリメイク的なものなので、人によっては焼き直し感を強く感じるかもしれない。 2023年現在、シリーズで唯一他機種への移植がされていない。 他、本作のシステムを流用した作品として、『THE HOUSE OF THE DEAD』シリーズの外伝作の『ゾンビリベンジ』も存在。 こちらは敵がテロリストから派生元のシリーズ同様ゾンビに変更されている他、世界観から明らかに浮いている「毒島力也」がカルト的人気の作品になっている。 ベルトアクションを発展させて全方向への攻撃を可能にした本作の手法は、続編や後の『スパイクアウト』などに受け継がれていく。 セガ・カプコン・バンナムの3社によるコラボレートゲーム『PROJECT X ZONE』に、セガ代表の一人としてブルーノが参戦している。ボイスはブルース・ウィリスの吹き替えを担当した経験がある、樋浦勉氏。 2014年にノベライズ版「ダイナマイト刑事 BURNING 2020」が発売された。発売は『いっき』『スペランカー』『アイドル八犬伝』などレトロゲームのノベライズで有名な桜ノ杜ぶんこ。ストーリーは上記の「EX」直後からスタートし、イラストは『逆転裁判』で有名な岩元辰郎氏、シリーズ創始者の内田氏も監修として参加しており、ほぼ「『刑事』の新作」と言える内容となっている。 SEGA AGES 2500シリーズ Vol.26 ダイナマイト刑事 【せがえいじす2500しりーず ぼりゅーむ26 だいなまいとでか】 対応機種 プレイステーション2 メディア CD-ROM 1枚 発売元 セガ 開発元 セガ(上海 日本) 発売日 2006年4月27日 定価 2,500円 プレイ人数 1人~2人 レーティング CERO 15歳以上対象 配信 ゲームアーカイブス2012年8月22日/800円 判定 良作 バカゲー ポイント 『ダイ・ハード』やおバカっぽさがより強化あまりにも高難易度過ぎる追加モード良移植だがメモリーカード未対応 SEGA AGESシリーズリンク 概要(2500) 『ダイナマイト刑事』のPS2移植版。開発は内田氏率いるセガ上海。 サターン版の完全移植の他、様々な追加要素が存在する(半分ぐらいはおバカ要素だが。)。 評価点(2500) 「SEGA SATURN MODE」以外のほぼ全てのモード(後述)で、ありとあらゆるグラフィックがハード相応にフルリメイクされた。 ゲーム内容はオリジナル版と同じだが、モードによっては武器の外見が変わる。 銃器類は通常モード以外では数種類からランダムに変わる。一例としては、通常モードの拳銃と短機関銃は『ダイ・ハード』そのものなベレッタ92とMP5だが、「DEADLINE MODE」では映画『ロボコップ』で主人公が使うオート9拳銃や、『メタルギアソリッド』でお馴染みのソーコムピストルやファマスが登場する事がある。 一部シーンでは新たな効果音や背景描写が追加。 「非常に珍しい降雪の中、年越しを控えるサンフランシスコ」という舞台設定に準じ、屋外ステージでの降雪描写・3面ロビーの背景にクリスマスツリーが追加された他、シリーズ創始者の内田氏が今までプロデュースした作品に関する背景物も各所に追加された。 キャラ外見も進化。ブルーノはほぼブルース・ウィリスそのものとなり、オリジナル版で散々ネタにされた大統領の娘も大分可愛くなった。 公式サイトでは『当時「助けたくない」とさえ言われた大統領の娘もこのとおり』と、比較画像付で紹介されている。 追加モード 様々なモードが多数追加されている。 最初から選べるモードは以下の3つ。 サターン版の完全移植である「SEGA SATURN MODE」 純粋リメイクな通常モード「DYNAMITE DEKA MODE」 初期ライフが2倍となり、若干倒されづらくなった「EASY MODE」 後述するコスプレ機能により、2面冒頭で『ゴールデンアックス』の衣装に着替えられる。3面のボス「アメフットマン」も同作の「デスアダー」衣装に着替えており、BGMや背景までもが同作仕様になっている。 以下は上記モードクリア時に表示されるコマンドを入力すると登場していく追加モード。 逮捕のみで(四本足ロボ以外の)敵を倒す「ARREST MODE」 敵も味方も(ボス以外は)銃火器一発で死亡する「ONE SHOT KILL MODE」 ダメージで死なない代わりに制限時間が存在する「DEADLINE MODE」 「アメフットマン」も『エイリアンストーム』のボスのマスクを装着し、ご丁寧にBGMも同作仕様となる。 プレイヤーが『獣王記 -PROJECT ALTERED BEAST-』の獣人となる「ALTERED BEAST MODE」 ご丁寧にシステムや通常BGMも同作同様となり、ライフが常に減少していく為、敵を攻撃した際に出る「スピリットボール」取得が必須。 通常モードと「ALTERED BEAST MODE」を除き、特定のステージ中に落ちている衣装付マネキンを拾う事によってその衣装に着替える事が可能。 ただし上記の『EX』とは異なり、着替えたところで性能が変わるわけでもない。ただのネタ要素である。 その他の追加要素 ミニゲームとして1966年に稼働したアーケードゲーム「ペリスコープ」が追加。 家庭用移植の際、クレジット稼ぎのミニゲームとして往年の名作が移植されるのが恒例行事となっていたが、まさかのエレメカ移植である。シークレットホームページでは製作時の苦労話が収録されていた。 ボタン毎の設定が可能なオプションや、ギャラリー兼サウンドテストモードも収録。 ギャラリーでは数々の資料やサターン版取説の他、当時話題となったサターン版CMも見る事が出来る。 問題点(2500) 「EASY MODE」以外の追加モードはコンティニュー不可能。 難易度の高さと相まって、冗談抜きで神様レベルの腕前が無いと追加モードを堪能する事ができない。 メモリーカードに対応していない。 そのためプレイするごとにパスワードを入れなおしたりオプションを設定しなおしたりしなければならず、若干面倒。とはいえ、それを差し引いても良移植。上記のコンティニューと共に対応していれば間違いなく優良移植だっただろう。 下記の公式隠しページでは、ゲーム中のキャラにメモリーカード未対応について頭を下げて謝罪させていた。 総評(2500) システム周りに若干難があるものの、全力で斜め上に突っ走りましたという全盛期セガのバカっぷりを堪能できる良移植。 もしプレイ出来る環境があれば、ここからダイナマイト刑事の世界に触れてみるのも一興だろう。 余談(2500) 移植復活にあわせ、おバカ・おふざけ要素満載だった公式サイトもこっそりと復活していた。 2017年時点で既に消滅しているが、SEGA AGESでの公式サイト下部に「ぱすわーどの小部屋」(*17)へのリンクがあり、同ページにて各モードクリア時に表示されるパスワードを入力すると、「挺身過激団・爆組」による様々なページが閲覧できた。中にはこんな隠しページも。 具体的にどういうものなのかはアーカイブ保存が完全でない為、現在は閲覧できない事が残念でならない。 + 隠しページ一覧。筆者が記憶を頼りに書いた概要付き ページ名 大まかな内容 ダイナマイト刑事エネミーキャラ名鑑 ALIENBURGER(*18)で解禁。俗に言う「敵キャラ紹介」。紹介文は刑事シリーズの裏設定のみに登場する記者「リチャード・コーンフィールド」の回想という形を取っていた。因みに、敵キャラの名前や設定は当時のスタッフ「ヒライ刑事」が復活に合わせてヤケクソで設定したらしい。 ペリスコープ移植秘話 HOLLYWOOD(*19)で解禁。内田氏自らが綴った、至極真面目な移植ドキュメンタリー。「刑事といえばおまけで旧作移植」「ポリゴン表示が得意なPS2による製作」という事で、「初期のセガが製作した、最初期の立体的なエレメカ」であるペリスコープの移植が決定したらしい。当初は何とか探し当てたアメリカで死蔵されていた筐体を丸コピしようとするも、予想以上に破損が酷かったため、結局は効果音や一部グラフィックは実機を頼りに一から手作り(*20)した事が明かされていた。 戦いの記録 TRICLOPSで解禁。前作までのサイトの復刻版。『2』の「ぱすわーどの小部屋」等は閲覧不可だった(*21)。「ニトロ山田(偽名)」改め「ニート山田子(偽名)」による、今だからこそ言える裏事情やその後が書かれた一言が追加されていた。 神田むー子(仮名)のうらはら☆Tsundere Heart☆ WENDIGO(*22)で解禁。俗に言う「壁紙コーナー」だが、絵柄は新旧大統領令嬢やウルフ本郷と、微妙なものばかりだった。 ニート子(偽名)とニート美(偽名)のわくわく☆刑事AGESレポート ZAIJIAN(*23)で解禁。(恐らくは)「ニート山田子(偽名)」による、妄想・おふざけ全開のトークページ。内容は「セガが新ハードを作り、ゲーム業界に革命が起きる」という明らかなトンデモ理論を振りかざすニート子と、それを突っ込むニート美というもの。ニート子は偽の円グラフ等を例に取り力説するが、ニート美が不正に気づき、最終的にはニート子を問いただすも捕まり、同じ思想に洗脳されるというオチだった。…以上の内容通り、ページ名とは裏腹に実際の内容は刑事とは一切関係無く、何故か『トリガーハート エグゼリカ』のキャラも使われていた(*24)。 配信(2500) 2012年8月22日には上記のPS2版がPSストアで配信され、価格は800円。しかし、やはりセーブ機能は存在しない。 データをPS3のHDDに保存する形式の為、元々短かったロード時間がさらに短縮されており、PS2版以上の快適なプレイが可能となっている。
https://w.atwiki.jp/goyo/pages/172.html
日本地震学会 2011年8月3日東京新聞 imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (Robert_Geller_20110803.jpg) imageプラグインエラー ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (tokyoshinbun_geller_20110823.jpg)